山野探索の徒労 当尾西小墓地周辺 藪の中

昨日は当家の「のほほ~ん」の「ありのまま」を記しましたが 

それは精神的安定を保つ方法でもありました。

尚、それらの性質については持って生まれたものであって、目的を持ってそうすべきであると試みているワケではありません。

 

また昨日は「真面目」という人の良質な性格についても触れましたが、「のほほ~ん」の「ノー天気」もそうですが、何事も行き過ぎるというのはイケませんね。

一言で「臨機」なのですが真面目一本ヤリではどんな仕事にしてもヤリにくいしヤリ抜けないものです。

 

テニスの大坂選手が記者会見キャンセルの件以降「メンタル」について物議を醸しています。

まさかトップアスリートが鬱の表明をするというのには驚きがありましたが人間ならばそれは十二分にあること。

それの対応として外から理解力を発していかなくてはなりませんね。

 

私の見てきたそれはまず大抵が学校、職場、家庭からです。

たとえば大坂選手の語ったように「人前でお話すること」に対してストレスを感じる人は結構多いような。

そしてイヤとなったらとことん嫌になるものですね。

それにも拘わらずそれを強要される雰囲気があれば耐えられなくなって精神状態も追い詰められてしまうのでしょう。

 

ここで一つ勘違いしがちになるのは「人前で話すこと」に対して嫌いではなくむしろ好き、好きではないがそれは必需だから仕方ない・・・という方がその各自の考えでもって「やれ」「やるしかナイ」と言いがちになること。

人はそれぞれであって自分ができること、好きなこと、努力しているからといって他者にとって真向「大嫌い」で忌避すべきという人はたくさん居るのです。

 

ある地区でのある寺院の葬儀の際、前列に座ると説法の最中に質問を浴びせられ、時に罵しられることがあると聞いたことがあります。

そういう葬儀に出るのは気が重く、もし出席しても後列に着座することが必須だそうです。

不特定多数の人前でのお話にストレスなどあり得ず、お上手かつ滑らかなお話をされるご住職なのでしょうが、羨ましい限りですね。

 

私など法要に付き物の締めの「お話し」など何回こなしても

ド素人同然、何を話し出すかの無脈略、冷や冷やドキドキものですから。

ただ「図々しさ」のみで開き直ってその時間を過ごすといった感じ。昨日も記した通り「ありのまま」の状態を晒すだけです。

 

息子がその時間をどのようなスタンスでどう過ごしているのかまったく未知のこと(見たこともなし)ですが、ハッキリ言って親バカでも何でもなくそれに関しては「良くやっている」と思うばかり。

 

上記、学校、職場、家庭と記しましたが家庭でのそれといえば、「住職の(次代)息子」の件が印象的。

当流の法要ではその「お話し」に関しては絶対ですから大きなストレスになっている人もいるようです。

他流では「お話ナシ」(経典読誦のみ)の法務の件を聞きますが、人前に出ることに変わりがありませんので人によってはそれ(式典等)を差配することに大きなストレスを感じてしまう人がいることを聞きます。

 

次代を担ってもらうべく過大に親は子に期待するのはわかりますが子供の性格によっては焦らずのんびりと構えてただただ「巣立ち」を待つほかはありません。

特に家庭内のそれは何ともやるせないものがあります。

 

私が思うところを記せばその件やはり「真面目」な子が多いような。真面目に育てたことが裏目に出るというのではますますやるせない。

ついでにもう一つ、やはり時に植木等風「スーダラ調」にて生きていただくことも大切。

 

さて、墓場放浪の醍醐味というか石仏、墓石の発見ですが、南山城の地を歩けばまず何かしらの仏とぶつかります。

だからこそそちらにハマるのですが、「もっと未知なるものを・・・」と笹竹密集の藪の中や森を成り行きで歩き回ることがありました。

 

あの時は当尾の西小墓地近く(場所はこの辺り)のスペースに車を乗り捨ててあっちこっち歩いて「何かある・・・」とばかりに嗅覚を働かせていつもの藪の中へ。

しばらく行くと林道に打ち捨てられた軽トラがありました。

 

「藪の中」というと芥川龍之介の山科の件を思いますが私が見つけたのは墓ではなく廃棄物でした。

そちらの中の出来事は秘匿性が高く、外界の者にはあずかり知らぬ事多し。当然でしょう。だからこそ処分しに行くのですから。

 

特に「藪の中」の産廃違法投棄の数々については毎度拙ブログでも記している通りで、どちらにあってもごく普通に見受けられます。

さすがにその時はさすがに車一台丸ごとというのには驚きました。まして私の軽トラよりずっと程度が良さそうでしたから。

ナンバープレートもしっかり外されていて計算づく。

事故ではありません。

 

こういった歴史的地区にそのような物を捨てるなんて・・・私の母親が見たら「ばちがあたる」・・・ですね。

私がそういう事案に遭遇したら「既にバチが当たっているだろう・・・もしかして思い罰が」ということを思ったりします。

何故って不思議な事ですが「そういうもの」なのです。

よって既に「手遅れ」なのかも知れません。お気の毒ですが。

 

藪の中ではありますが、行政担当に「何とかして・・・」と言いたくもあります。見苦しさというか痛々しさ甚だしい。

 

まぁ昨日記したネット系の「足跡」と同じで車には製造ナンバーがありますのでそこから追跡されて発信者、所有者が判明することになるでしょう・・・とにかくその時はこの大きな製造物を目にして気分高揚は冷めて引き返しました。

徒労に終わったという観念です。

 

大坂選手のメンタルの件も手遅れにならないよう、ケアしていただきたいものです。

強いと思われている人の心をもそうであるとは限らないのですから。

 

しかしながら「 Thats Life 」

 

「~夢を踏みつけて小躍りする奴らがいる 

              でも俺はへこたれない~」

の歌詞の如く復活して欲しいですね。

 

人の心、驚かされることばかりで。