医の安心 仏の慈悲 当尾 石龕の仏 穴薬師

室内温度28℃。数日前は寒気まで感じて1枚余計に着込んだほどですから対応に苦慮するところ。

境内は多少涼しくもありましたが、雑務に追われればへとへと。

深夜になっても27℃と昼間と変わらずというところは沖縄の如く。

まだストーブを片付け切っていないところにきて「扇風機・・・」というのはね。まぁ一時的なものでしょうが。

 

夜間は月一の「メディテーション」が終わっていつものテレビ小僧の時間。「BS1スペシャル」です。タイトルは「2030未来への分岐点『プラスチック汚染の脅威』」でした。

コロナ禍以上の「プラ禍」の嵐が吹き荒れる・・・というものです。

まぁこのままにしていれば海は「プラスチックのスープ」と化し大気はマイクロプラ粒子で覆われ、ヒトはそのためにあらゆる病気を発症して死んでいく。

身の毛のよだつ愚行(大量消費・廃棄)をこれまで私たちは繰り広げてきたのでした。

 

マイクロプラスチックが年間50万トン海に流出しているといいます。

以前からブログにて何度か記していますがペット(ポリエステル系)の衣類に加工、その画期的創造物を暖かいと喜び安直に使用してきた私たちは大いに反省しなくてはなりませんね。

夏場です。

フリースを代表するそれらは脱ぎ捨てて製造会社に引き取らせるようなシステムを作らなくてはなりません。

「作りっ放し」の無責任は通用しませんし、使用する者にも責任がありますね。環境を知らないうちに壊しているという。

番組最後に消費物の「循環型」への変化が叫ばれていましたが、我々一人一人がその流れに変化していかなくてはいけませんね。

2030年までに何とかしなければ・・・その後の未来はナイとも。

 

要は今のコロナの苦痛の比ではないということです。

 

そのコロナですが沖縄は昨日も過去最多の335人の異常な感染者数。昨日もその件記しましたが人口の割合からして無茶苦茶な数字です。

沖縄の温暖湿潤の現状、この「風邪みたいなもの」(そのような表現をする人がいます)感染爆発には驚きです。

 

私は沖縄に住んでいましたが、那覇周辺の繁華街を除けばどちらも混雑する場所などそうはありません。

するとそれら繁華街周辺での突出以外考えられませんが、それにしても何故にして東京、大阪の上を行ってしまうのでしょう。

駐留米軍もたくさん闊歩していますが、既に彼らはワクチン接種済みでしょうからね。

日本人同士の感染が広がっているわけで。GWのノー天気な人流が原因に決まっています。

 

毎年、このところ私は6月20日過ぎの梅雨明け宣言から数日の熱砂とベタ凪の青い海と青い空の微妙を久しぶりに味わいたいものだと願っていましたがこの分では今年もダメでしょうね。

繁華街に行くことはありませんのでコロナ感染はまず大丈夫とは思いますが・・・ただしそれで「罹っちゃった」とすれば後ろ指を指されますからね。

その件「予測が及ぶ」ことです。

沖縄の医療崩壊ほどてはありませんが、これ以上の遠州中部の医療機関の手を煩わせるのは顰蹙もの。

 

さて、最近離れていた南山城に戻ることにします。

医療といえば仏の世界では「薬師如来」の加護を「たのむ」のが古い時代の考え方。

以前記した浄瑠璃寺から岩船寺を繋ぐ752号線(京都府道・奈良県道752号 高田東鳴川線)途上の右方向に大きく回る箇所に直進する、殆ど畔道の如く道を行けば千日墓地にあたりますがその千日墓地への途へ行く分岐してスグの位置に画像①「穴薬師」の案内板が目に入ります(場所はこちら)。尚、こちらの地図は残っていましたのでそのまま使用します。

 

穴の中に薬師如来が・・・と端折りたくなりますが丘の斜面に石積みがあって小さな石龕にそれは鎮座していました。

小さな座像石仏ですが、それが薬師なのか・・・と思うのは左手のちょっとした膨らみ、薬壺なのでしょうね。

 

どちらにしろ古くからこの地の人々の崇敬を集めていたことに違いなし。いつの時代も医術の不思議は仏の慈悲と同じ。

 

⑥⑦は途中お目にかかった石仏。

⑧の上方の道が県道。左方向が岩船寺、右が浄瑠璃寺。

お寺の遠足ではこちらはパスすることになります。