この夏のオリンピックについてこれから「どうしよう・・・」と色々な選択肢があるわけですが何故か「中止も・・・」という意見が出て来ないというのは如何にも不思議な構図。日本のムラ的思考でしょうね。
腹の中のどこかにそれがあったとしても口に出せないといったところなのでしょうがどこか空しく感じます。
色々な意見があってイイ、とはいいながらその言葉「中止」に限ってはタブーということでしょう。
その件、原発はやめる、核爆弾はやめると口に出して言えないのと同様かもね。
ということで「何が何でもヤル」といった選択肢のみに絞られているのが今の雰囲気ですが、ここで報じられている、先に解除となった関西圏も解除延期となった首都圏も人出が増えだして緩みっぱなしの状況です。
シミュレーションでは夏頃の酷いぶり返しを推測するものがあったり、この緩みの状況に「ホントにオリンピック ヤル気あるの?」と単純に思うところがあります。
うだうだ愚図愚図と「開催」を言い張って夏に再宣言しなくてはならないようになった時、大恥をかくことになるのでは・・・
たとえ海外からの観客を絞り選手らのみの入国としても私たち庶民からすれば「どうぞ~」などと諸手をあげて歓迎して迎え入れる気にはさらさらなれませんね。
来られる方もそうでこの行事強行が世界中の感染源になってしまうことへの危惧があるでしょうし、本音としては中止して欲しいというのがまともな人の考えだと思います。
この時期の変異種の蔓延は大いに気がかりで、あのブラジルなど強烈なぶり返しの躰を見せつけています。
世界でも突出した間抜けた政策を取る大統領がその国民を疲弊させているようですが、コロナ蔓延期を脱していない国々は他にたくさんあるはず。
対応として2週間隔離だ陰性証明だの理屈をこねて入国させようとしていますが、そもそもそれもまったく信用というものがおけません。
トレーニングも思うようにできず制限多い隔離期間を設けたとしてフェアな試合というものが成立するのでしょうかね。
一部の限られた人たちの意地とお楽しみのために国民を最大不安に陥れることはカンベンしてもらいたい。
ワクチン効かない変異ウィルスが入るおそれについて「ナイ」と断言できるならまだしも。
いずれの「ヤリたい」主張派の共通主眼は「人の命よりカネ」であると感じますね。「カネ」とはえげつないので「経済」と言い換えますね。
さて、先日は東京在住の「女墓場」が毎度の如く画像をホイっと送ってきました。
「山女」の方も傾注している彼女ですが最近は墓場放浪にもいよいよ片足を突っ込んでくれているようです。自分でブログでも何でもすればいいのにね。
東京の墓となるとさすがに古いものは少なく、圧倒的に江戸期が主体となりますが、それは了解済。
古城めぐりも検討するように伝えます。ビルに埋もれていたりしますが・・・。
このほど「文京区春日」という地区を歩いたとのことでしたがブログでは以前、真如堂の斎藤利三の墓やリンク先の紹太寺の春日局に稲葉家の墓域について記しました。
文京区役所がある地域ですから区の中心なのでしょう、その地名「春日」が春日局からなのでした。
春日局の墓があるのは麟祥院なる臨済のお寺。
山門に「海東法窟」の扁額が。仏法が東洋の辺地に・・・渡って来たことを示唆するような語だと思います。
詳細は割愛、送っていただいた画像に注文を付けるのは何かと思いますが、春日局の無縫塔に「もっと寄って撮れねえのか」そして②に辞世の句が記されていますが「そういうのちゃんと入れてくれ・・・」でした。
「西に入る 月を誘い 法をへて
今日ぞ火宅を 逃れけるかな」
平岩弓枝の「火宅の女」はその「火宅」からなのでしょうが当流御門徒の方はその語は耳に馴染んだ言葉でしょう。
「煩悩具足の凡夫 火宅無常の世界はよろずのこと
みなもって そらごとたわごと まことあることなきに
ただ念仏のみぞ まことにておわします」(歎異抄)
私が父から教わった「火宅」とは勿論「軒先に火が付いていて」あるいは「尻に火が付いていて」そんな緊急事態にもかかわらずのうのうとしている「気づけない」「気づかない」間抜けであわれな「私」のこと・・・まぁここでは娑婆世界のことですね。
このお寺が東洋大学の発祥だったのでした。
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お祭り大好き (火曜日, 09 3月 2021 23:17)
我が相良藩の3代藩主本多忠如の菩提寺も文京区の麟祥院ですが、同一でしょうか?
初代本多忠晴の小堤山公園墓所と6代田沼意次以下の勝林寺墓所以外は未だ参拝していないため、郷土の殿様の存在が気になりました。
同一であれば、本多忠如は何故麟祥院を菩提寺としたのか、気になります・・・・
今井一光 (水曜日, 10 3月 2021 18:47)
ありがとうございます。
初めて知りました。
女墓場放浪に再探索依頼します!!