昨日は午後から処理手伝いの日。
昨日ブログで記しましたが、大量の衣類を役場の1階へ。
軽トラ満載の量になりましたが、透けたピニールの中身を見ればプライスカードの付いたまま、新品のものもちらほら。
衣類についてはこれだけではなく、既に焼却場に持ち込まれたものもありますのでまさに一人二人の量ではありません。
父母兄弟からの品々が積み重なっていたのでしょうがさすがに「新品」をこうやって処分することに割り切れない気持ちも残ります。
最後には「リサイクル」になるのだからマシだろ・・・で割り切ります。
それから2つある冷蔵庫の一つを空にして玄関から引きづり出しました。
連日の冷蔵庫いじりは叔母の家と同じ仕事になりました。
ただしこちらは中身は超満載。
家全体すべての食料が一人で2~3年は籠城できるか~の量でもありましたがこの冷蔵庫は特に手強いものがありました。
殆ど賞味期限が切れていて腐敗臭を放っていました。
臭気は冷蔵庫内に沁み込んでどなたも引き取り手が不在、そういうことでいつも世話になっている町の電気屋さんに相談したというわけです。
リサイクル料金と運送代+消費税で7600円程度だったかと思います。
その際、「知り合いでなければ最近は断っている」と仰っていました。要は購入者サービスでの引き取りであって「一見さんじゃあちょっと・・・」ということなのでしょう。
そこで私は「なるほど」と勝手に腹の中。
経産省お墨付きで大きくその廃棄方法が規制されるようになった家電リサイクル法がありますね。
先般も液晶テレビが拙寺墓地に投げ捨てられて、それをバラバラにパーツごとにバラして処理場に搬入したことを記しましたが要はカタチになっていると処理場で受付をしてくれないからですね。受け取り拒否です。
「買った店に持って行って引き取り料を払って引き取ってもらう」がその法律の建前ですが実際その購入店など覚えていられるか、または遠方だったりすれば手間は大いに増すことになります。
それでかつ、引き取り料が冷蔵庫1台1万円近く。
昨日は世話人さんにお手伝いしていただいて持ち込みしましたので7600円で済みましたが、それをすべての人が了解するとでも思っていられるのでしょうかねぇ。
山奥の谷筋に冷蔵庫やらテレビに洗濯機が転がっている現実。
以前小田原で道路公団の仕事を手伝っていた時(バイトです)など路側帯にテレビやタイヤが捨てられていました。
要はそこへ放っておけばおカネの節約にもなるし面倒から解放されるということ。
7600円欲しさに山へ、他社の敷地へ・・・犯罪行為はわかっていても人によってはその誘惑に負けるかもね。
なにより正規の手続きが煩雑きわまりないこと。
経産省は「ゴミを減らす」を机上の空論でこの法律を作ったようなもの。
むしろこの法律が環境を蝕むようになったのでは・・・などと了解した次第です。
処分は「売った店」ではなく各メーカーサイドにやらせるべきですよ。現状まさに「売りっぱなし」ですからね。
そんなのでいいの?
さて以前、甲良町周辺の真宗寺院について2、3記しましたが本日も。
藤堂家所縁の在士のあれこれもまた記してきましたがこの地も古い石仏が集められた場所があります。
集められたものか当初からあったものか、その判別はできませんが在士の公民館前にある本願寺派の浄覚寺の鐘楼周辺に並べられていました(場所はこちら)。
真宗寺院の場合、墓石に五輪塔形式を採用することはありませんのでこういう場合、天台などからの宗旨替えが室町期あたりにあった・・・というのがその推測。
また、街区整備や田園耕作によって掘り出された石仏の類は近くの寺に持ち込まれるというのもよくあるパターンですのでその両方が考えられます。
石仏をリサイクルするという発想は明治維新以降発生していますが、寺に持ち込むことが正当な考えでしょうね。
ただし最近ではやはり山に捨てていく業者もいると聞きます。
顧客からは正当な処分料を取ってあとは山に・・・のパターン。
山をゴミ捨て場にしようとする人は少なからずいますのでそうさせてしまうような社会の規制は困りものです。
山の入り口や農道レベルに監視カメラをくまなく設置できればそういう輩はいなくなるのでしょうが。
境内には特段大きな五輪塔も鎮座。
南無阿弥陀仏。
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