昨日も一昨日の葬儀の故人が住んでいた土地家屋の法廷相続権者の一人の親から相談を。
何せ家の掃除と植栽の伐採で200万円近くかかり、更地にするとなればさらに200万円の見積もり。さあどうする・・・です。
まぁ最初から重機を入れて「丸ごと撤去」でしたらもっと安価になるのでしょうが。
「クリーナー」を入れたり業者に家ごと撤去して更地にすることを依頼すればおカネで解決できるでしょうが、果たしてその負の遺産を相続して金銭のみならず大きな苦労まで背負いこむことになるならば最初からすべて放棄してしまうという選択肢が残りますので。
ということで、そもそもその土地と家の①所有者は誰なのか②借金の有無と権利関係(抵当権等有無)について確認しておくことがまず手始めに行うべきこととお知らせしていました。
そして残された書面(預貯金・債権・保険等)をくまなく調べ上げることが重要だと葬儀後に伝えていたのでした。
空き家放置について周囲や区の方はまず気にする傾向にあって何かと「早く何とかしてください」なるスタンスになりがちですが、私は「慌ててやること」はない・・・と。そもそも無理。
そしてとりあえず午前中に藤枝で登記簿を取ってきたので・・・と再びの来訪。すると所有権について亡きお母さんの名義であることが判明しました。
となると・・・と同席したやはり宅建を持っている世話人さんもお手上げ。
そして銀行窓口で「ついドギマギしちゃって死亡の件バレちゃった」といわれるものですから「ハイもう司法書士に行くしかありません」になりました。
奥方が言うには「地道にキャッシュカードでおろせばよかったのにね・・・」まぁ反則ですが。
もうどうにもならないレベルということで「面倒な手続きはお願いしちゃった方がラク・・・」と。
ということで相続権者が増えたようです・・・
あまりそういったおカネにかかわるところに私が顔をちょこちょこ出すということは「よくない」ことはわかっていますがお手上げ状態でしたから手も貸したくなります。
家の前の茂った木々の伐採について提案されましたがまだ権利関係が確定していず「あとから何か言われるのは心外だから」と保留しましたが家の片づけの方は軽々しくも「軽トラでゴミの搬出くらいなら手伝う」とは告げています。
私の悩むところは仏壇をどうするか・・・それが一つ頭の痛いところです。お寺で引き取ってどちらか引き取り手を待つか・・・ですが置く場所もない中どちらに・・・です。
尚、私はこれまで4件ほどその仲介(いずれも無償)をしていますが、そのうちの1件は東日本震災でお寺が津波で流されたお寺だったことは以前記しました。
その時は物資搬入ボランティアのトラックに載せましたが。
仏具屋さんに依頼すればやはり引き取り料が発生しますし、壊して廃材にするのは心苦しい。とにかくそちらは閉扉の焼香もしなくてはなりません。いずれも「乗りかけた船」ということで。
さて、昨日のNHK「ためして合点」は心筋梗塞でした。
故人の死亡診断書に記されていたものが「虚血性心疾患」ですから心筋梗塞もそのカテゴリー。
特に最近はその病で亡くなった方、助かった方の話を聞くようになりましたので興味津々。
ポイントは心筋梗塞でも助かるものと重篤化して死するものがあって、その境目がまず「いったん症状(人によって胸が痛い以外に各種あり)が治まる」というところ。
痛みに耐えきれず救急車を即呼んだ人は助かり、症状が治まったことを理由に放置した人が後遺症に悩むか死するのでした。
どうしていいかわからない時に「#7119 救急相談センター」なるものが存在することを初めて知りましたが当地静岡にはまだナイようです。
まぁこの時節、特に「たらい回し」になりそうな気がして・・・
アメリカでは遂に救急車が患者の元に向かって「死にそうだったら」・・・(20分間の救命措置をおこなってダメだったら)「病院に連れてくるな」などとの声が上がっているといいます。
命の選別をせざるを得ない状況です。日本もそれがそろそろ見えてきているような。
新コロ新規感染者東京が1591人、全国で6006人。大阪なども560人と最多で各地またぞろ更新。
首都圏限定と飲食店の時間について何かイジるようですがまったくもって「そんなもんじゃ どうにもならないだろう」というのが私の思うところ。尻に火がついてようやくの感。
今や相当ヤバいレベルなのでは。
医者に「どうしてここまで放っておいたんだ!!」と怒られるような場面です。
いつも記していますが「山手線を止めろ」ですが首都圏通勤通学の足となる路線をある期間ストップさせないと・・・
昨日は大阪へ行くならチャンス・・・など軽口を叩きましたが大阪ももはや緊急事態のレベルでしょうに。我慢会でもしているようにも。
政治に関わる人間はみんな頭がオカシイのでは・・・
心筋梗塞の番組では「正常性バイアス」についての致命的を言っていましたが(一旦治ったように見える)彼らはいつも「大丈夫だろう・・・」の人々でした。
そもそも政治家として晴れて当選の栄誉を得て、いつも鼻タカダカの方たちは「大丈夫ではない非日常」や庶民の困窮については「わかっちゃいない」階層のようです。
何を言っても無駄なのでしょうがね。
画像は昨日の続き、大坂城の刻印石広場から。
石材は主に木津川からの船舶をもっての輸送がなされたのでしょうが各、この手の石材が残存しています。
最期の二つの画像については場所は少々異なりますが、大坂といえば石山本願寺。
もし信長に因縁を付けられなかったとしたら・・・現在の大阪城は本願寺だったかも・・・。
そしてその後の秀吉にゴチャゴチャいわれることなくあれば東と西に分かれることなどもなかったでしょうね。
正確な石山本願寺の場所はわかっていないとのことですが、当家初代と相良に下ったご先祖様たちがその威容を見ていたと思うとこの地の感慨深さはひとしおです。
大坂(この文字面の方が好みです)は車だと日帰りというワケにはいきませんの宿泊が怖いこともあってもう無理ですね。
都民・国民のありかたに問題があるようなことを仰っているエラい方がいらしたと聞きますが、私が思うに都も国も何もしていなかったのですから「アンタが悪い!!」と声を大にして言いたい。
コメントをお書きください