遂に元日までの週間天気予報が出ました。
今年もラストです。
昨日の法要で、正月といえばやはりつい触れたくなるのが一休さんの詠んだ句。
「門松は 冥途の旅の 一里塚
めでたくもあり めでたくもなし」 です。
そして蓮如さんの
「宿善めでたしといふはわろし
御一流には宿善ありがたしと申すがよく候ふ」
おかげさまでいのちをつづけさせていただいている機縁を私も「ありがたし」と報謝の心で迎えたいと思います。
週明けの月曜日は雨予報がありますが、あとはすべてお日様マークでした。
拙寺では恒例となった「除夕鐘」をさり気なく行うことになっていますが「寒波襲来」の「脅し」を受けて苦虫を潰したところでした。この晴れ予想はまずまず、ありがたし・・・です。
やはりイギリスから新コロの変異ウィルスが入ってきていました。嘘ばっかり。
強く「調べなさい・・・」と世論が盛り上がったために出てきたわけで、そうでもなかったらいつものお惚けを決め込んでいたかも。「隠ぺい体質」がありますから、何せ。
入国緩和の動きを是非に止めていただきたい。
「え~」と思ったのがイギリスを出国する際の検査では陰性、入国時に陽性・・・のパターンが4例もあったといいます。
きっとこれまでの入国緩和のゆるゆるの時期にバンバン入ってきているのでしょう。そう思うのが常識。そこいら中の国で変異種が出ているとというニュースもありました。
そして昨日わかったこと。
やはり政治資金規正法はザルだった・・・
要はそれら含めて政治屋は「秘書がやった」ことにすればお咎めナシということ。脱法行為は自分以外の誰かのせいにしておけばいいということで、それが許されるのでしたらいよいよ政治など信じられませんね。
庶民感情からすれば「ズルイ」の一言。
「脱法行為に及ぶとき」はそれを被ってくれる腹心の秘書の一人二人は欲しいというのがえげつない方々が思うところです。
本体(自分)を守る尻尾切りに必携ですね。
本当にヤバくなって議員辞職し病院を駆け込み寺にと逃げ込みを図る輩もいるようで、不審の一言。
傍観しているだけの我が身含めて煩悩の三毒が社会に溢れかえっているような。
さて、設楽原宮脇の勝頼の退路についてずっと記してきましたがその五反田川沿いに北上していけば、一部馬防柵左端(武田勢からすれば最右翼)から退路を取ったグループと落ち合ったであろう街道にぶつかりますがその道の途中には三反田という地に浅谷神社があります。
この五反田川沿いに北上する道は野添という段丘を東側に迂回しますがそちら目前には開けた地が広がります。
一説にそのあたりからその浅谷社の参道が続いていたといいますが、その参道の野添の台地側一段高くなった場所に樋口下総守兼周の墓があります(場所はこちら)。
もともとは眼下の向畑(鳥居田・・・参道を推測する字名)に墓があって土地改良によってこちらに移されたとのこと。
世の中には「墓」の扱いは様々で、まず地区の皆さんの合議で決まりますが
①「動かしたらアカン」
②「ちょっと移動してこれまで通りに祀ろう」
③「他の墓と一緒にどこかの寺などに纏めよう」
といったスジですね。
この手のものは年長者の一言で大概は決まるものですから、その人の考え次第。よって色々なパターンがあるワケです。
鎌倉のような高級住宅地への開発があれば③の如くになり、田舎の畑のド真ん中にあるようなものだと①の傾向は強いかと。
こちら樋口の墓の場合はたまたまたくさんの地権者があったために②の結論に至ったのでしょうが私個人的に思うのは①が素晴らしいこと、またありがたし。
無常の世に生きて、死後も墓があっちこっち動かされるというのはね・・・
樋口下総守兼周は確定的ではありませんが、武川衆か真田の一統というのが主たるところ。
「設楽原戦場考」から
「群馬県史」から
「戦国期の吾妻郡の武士の姓。鎌原氏の老臣であったが鎌原氏と対立していた羽尾氏(→三子山真田一統墓地またはこちら)とも親類であったためのちに羽尾氏に内通した」
「真田一族と家臣団」から
「樋口氏 武田氏家臣樋口下総守が先祖。下総守は長篠合戦の時、武田勝頼の無謀を諫めて切腹」
とあります。
この件、勝頼がここまで逃れ来たものの、やはり「甲州へ逃げ延びて生きながらえ屈辱を味わうなら此処で潔く戦って討死」を言いだしたのでしょうか。
そこを樋口が自らの命をもって勝頼を諫めたという想像の図。
無論結果としては7年の時間の猶予を得たものの武田家滅亡というところでは同じでした。
こちらでも「無常」が思いおこされます。
台地の東側にありますので午後ともなれば陽の当らぬ場所。
設楽原でもこの地は人目に付きにくく参拝者も少ないでしょうね。
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小山昭治 (土曜日, 26 12月 2020 08:51)
まさしく あきれた政治家が多いですね。
初当選の時は希望と熱意に溢れていたでしょうに、どこでどうなったか。
政治というのは恐ろしい地獄場ですね。
これでは国民が動きませんね。言うことを聞くわけがない。
それでも 日本国民は馬鹿ではないから
尻に火が迫れば気がつくでしょう。もしかしたら その時では遅いかも。
牧之原市の成人式もユーチューブで発信のみ。
やってやった感一杯。かわいそうなのは成人者。
どうしたものか。これも時の流れか。
今井一光 (土曜日, 26 12月 2020 17:46)
ありがとうございます。
中止も苦渋の決断だったのでしょうね。
しかしそういうことはなるべく早い事決めた方が良かった・・・などとは思いますが。
傷が浅いうちに。