来年の拙寺の遠足は報恩講前の回文では例年通り5月中旬ということで紹介していましたが、政府が「Go To」についてその延長をG.W.まで・・・などと言いだしたためそれを4月に変更していました。まだホテルが取れていないため確定はしていませんが、門前の掲示板にはその変更について記しています。
少々機敏に動きすぎたかも知れませんが、桜が残っていればその季節も悪くないですからね。
まだ「Go To」の件は決定のアナウンスがされていませんのでま
ったくアテになりませんが、昨日になって「オリンピックまで」などの意見もあったといいますので、それなら慌てて変更する必要もなかったなどと。
ここへ来ての全国感染者最多(1731人)にこれからの事がどうなるかまったくわからない状況です。11/13のイタリアなど1日に4万人(アメリカ18万人)といいますからそこまで増えることもありうるのかも知れません。
なにかじわじわと真綿で首を絞められているような。
それでもって政府が楽観的なら国民も楽観的・・・
そもそもその「Go To」には批判的な目で見ていたくせにそれに振り回されている自身、滑稽にも見えます。
これは私だけのツアーではありませんので、みなさんにとってできるだけ好条件となるよう考えた挙句です。
もう、変更するのはやめました。
今ツアー系で一番に利用者が減っているの貸し切りバスだそうですが、バス会社もそれなりの安心を提供しようと対応してくれるでしょう。
4月ならマスクを装着していてもそう苦痛を感じないかも知れません。
さて、沖縄に居る時、釣りについて皆、その世界に入り込んでいく姿を見てきましたが、それは目の前に海があり、乗り込もうと思えばお客さんと一緒にそういった船にクルーとして乗船することができるという好条件があったためですね。
しかし私は釣りについてはその興味は湧かず一切自分は竿を投げたりすることはありませんでした。
今、私が応援したいと思う家族があって、御主人の生業は一言で漁業従事者。彼の家は片浜地区唯一の御門徒の家系でお爺さんはかつて私の先々代時代の世話人までやった方。
当時のお寺の遠足の際に本山でご夫婦で法名を頂いていました。
彼は先般のお父さんの逝去により家を継承することになりましたが最近はより遊漁船の方に力を入れているようです。
ただし最近は「事情があって」なかなか海に出ていないとのことでした。
幼い子供を二人抱えていますが奥さんはパート仕事。
何もコロナで疲弊しているのは大手の旅行代理店に限ったことではないのです。
私は釣りはちょっと無理ですが、宣伝の協力はできると思ってこちらに彼の名刺をアップさせていただくことにしました。
世の中にはその世界にハマっている方々がたくさんいらっしゃると聞きます。
気風のイイ、今風の若者でかつ真面目なオトコです。
是非に利用して盛り上げていただきたく思います。
海の上にいて尚、人とのディスタンスが取られればまず感染はありませんね。
<乗船料金> 氷付き
お一人様 10000円~
金洲や遠方へはお一人様13000円~
※9名様まで予約受付ています
※ご不明な点、ご相談等ありましたらお気軽に連絡ください。
とあります。
仏飯を食む者が殺生の推奨とは・・・と訝しく感じる方もおられることでしょうから念のため。
蓮如さんはその件、御文にて記しています。
「一帖の三」~猟 すなどり~
まづ当流の安心のおもむきは、あながちにわがこころのわろきをも、また妄念妄執のこころのおこるをも、とどめよといふにもあらず。
ただあきなひをもし、奉公をもせよ、猟・すなどりをもせよ、
かかるあさましき罪業にのみ、朝夕まどひぬるわれらごときのいたづらものを、たすけんと誓ひまします弥陀如来の本願にてましますぞとふかく信じて、一心にふたごころなく、弥陀一仏の悲願にすがりて、たすけましませとおもふこころの一念の信まことなれば、かならず如来の御たすけにあづかるものなり
このうへには、なにとこころえて念仏申すべきぞなれば、往生はいまの信力によりて御たすけありつるかたじけなき御恩報謝のために、わがいのちあらんかぎりは、報謝のためとおもひて念仏申すべきなり
これを当流の安心決定したる信心の行者とは申すべきなり
あなかしこ、あなかしこ[文明三年十二月十八日]
「猟」は「猟」そのまま、「すなどり」は「漁」。
生き物たちの命を糧にし生業とすることですね。
蓮如さんがいた吉崎は日本海の漁師町。
その教えを乞う人たちがたくさんいて、仏心を得てかつ「我らはそれでいいのか」という疑問・慙愧の念に応えたのでしょうね。
「朝夕まどひぬるわれらごときのいたづらもの」・・・好きなフレーズです。「われら」の語彙は当然蓮如さん自身が入っているワケですが、「私」のことでもありますので。
②は境内の親鸞さんと舞鶴殿。
松本さんの姉弟に名前を問われてその名を紹介したところ「まいづるちゃん」と言い返していました。子供たちもお利口さんとお見受けしました。
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