北海道の感染者数の増加が半端ないですね。
月曜日なのに200人。東京の上を行っちゃいました。
厳寒の地につき暖気重視の密閉空間、ことに北海道の家屋は気密性が高いといいますからね。
それを考えれば拙寺のごとくのボロ寺はコロナ対策としてはありがたい、隙間風だらけで換気に関しては「万全」です。
今秋最後というポカポカ陽気で午前は報恩講の残りの片づけのあと境内で黒ネコ舞鶴殿とぼーっとする時間を過ごしましたが風がだんだんに強くなってきました。いよいよ冬に片足を突っ込んだ感。
この風が遠州特有の季節風というヤツで以前、北海道から来た人も震え上がるくらいであることを記しましたがあの吹きっさらしには「暖かい冬」に慣れ切った体にはこたえるそうです。
どちらの家でも気密性など考えもしませんからね。
この風についてはいろいろ頭を悩まされますが車のドアの開け閉めはことに注意が必要になります。どこへ出向いたとしてもできるだけ隣に車がない場所をさがします。
何度もその辺りの配慮なしの開け閉めによって隣の車に風で持っていかれたドアをぶつけているところを目撃していますので。そしてまずほとんどそのまま走り去ってしまいます。
私も2度ほどヤラれましたし。
さて、南山城の遠足コースに戻ります。
あたご灯篭を通過して藪の中の三尊摩崖仏にお参りしたあとは右手の仏谷方向には折れずに、浄瑠璃寺に向かいます。
やはり遠足ではパスしますが、浄瑠璃寺参道途中で左に折れる道①があります。
そこから山の中②に入っていきますが、そちらの空間は私が行った時は野犬たちに迎えられてしまいました。これはたまたまではないよう、野放しの犬を見たら通報するようにとの掲示板が各所にありましたから。よく見れば首輪が付いているものもいて、元はといえば飼い犬かも知れませんね。
勿論通報なんてしません。それは彼らの死を推測しますからね。私がそれに手を貸すことはないですから。
私も仰天させられましたが彼らは私を警戒して襲いかかってくる様子もなく遠巻きにして吠えるだけでした。
ああいう場合逃げだしたりしたら追いかけてきそうですし「お前ら何やってんだ!!」と目と口で威張りながらそのまま道を進みました。⑧の奥の犬は仲間を呼んでいるところです。5~6匹はいましたね。
以前、西小墓地で野犬との遭遇の件を記しましたがこの辺りにはフリーの犬がうろうろしているようでそれには「昭和」を思いましたね。
私が小さいころには野良犬など普通に街をのし歩いていましたし犬の糞を踏んで地団太するなど毎度のこと。
飼い主も今のように散歩の際にその回収具を持参することなどはなく、むしろ街路で処理することが当たり前の時代でした。
そんなちょっぴりリスキーな山道ですが古くは奈良方面から浄瑠璃寺を繋ぐ道でした。また途中、浄瑠璃寺方面から左に折れれば一鍬地蔵や唐臼の摩崖仏に向かうことができます③。
そちらにはかつて浄瑠璃寺の南大門があったといいその近くの地蔵堂の地蔵石仏と出会えます。
今は石仏単体で草の中にポツンとありますが「水呑地蔵」と呼ばれているのは近くに湧き水があり絶好の休憩場所だったからですね。
参道を折れてから10分もかからない場所でしてこちらで新鮮な水を確保するという算段だったのでしょう。
かつてはこの石仏には覆堂があったといいます。
製作年代も鎌倉期といい十分にその歴史の重みも感じることができます(場所はこちら)。
子連れや年配の方、犬に対して恐怖を感じる方はこの山路を行かない方が賢明かと。
文殊浄土への「石橋」に向っているワケではありませんが獅子ならぬ犬たちの歓迎(はしていない・・・)と乱舞。
地蔵の乗り物が犬?・・・などと苦笑しつつ下りてきました。
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