来年のオリンピックについて「できれば開催して欲しいものだが・・・」(74.7%)、「現実問題として来年の開催も難しい」と思う人が84.8%に上がったといいます。
そして昨日は「IOCが東京五輪中止を決定」なるニュースが飛び交って私は「なるほどね・・・」と合点したところでしたが、この件国内大会組織委員会の方では全否定しているよう。
決定事項でないものがリークしたのか、政府と組織委員会が「混乱させたくない」などのいつもの理由でその発表をストップさせているのかはたまた全くのフェイクなのか分かりません。
しかし昨日の別の2つのニュースを聞いていてその現実を理解していないのは政府と組織委員会と思えますがね・・・それが
①ドイツの新型コロナ新規感染者数が初めて1万人突破
②スペインの感染者100万人超す 英・伊も新規感染者最多
というものです。
欧州では今、移動制限・外出制限がまたぞろ出ています。
北半球は厳冬期に入り、ますます再拡大期突入の感あってこれでは各国オリンピック選手の皆さんなど鍛錬の機会も無くなっていることも連想できます。
日本では各スポーツ界の活動が復活していて今のところはお気楽気分のようですがそもそも試合のお相手さんが練習不足やら病魔蔓延によって出入国不可能となることも考えられます。
まともな練習が重ねられていない国の選手たちを招いて「メダル取りました」なんてフェアじゃあないですね。
欧州の現状を見て(世界中どちらでも・・・ですが)「中止にしろ」の声が起こらないのが不思議です。それもこのまま「日本は大丈夫」の奇跡が維持できてのお話ですが。
また、東京都が発表したシミュレーションですが、新コロとインフルが同時流行した際、それら検査能力が1日当たり「65000件足りなくなる」という数字がありました。
もしその手の「ダブルの蔓延」があったとしたら世の中は大混乱に陥るのでしょうね。
事前の対応をうまいことお願いしたいものです。
尚、先日お会いした史跡研究会の先輩方はすでにインフルエンザ予防接種は「済んだ」そう。安心代ですね。
報道では「予約」どうの・・・とありましたが方々は実際にその予約の連絡をすれば・・・「スグ打てるよ」だったとのこと。
私も暖かいうちに1本お願いしたいところです。
さて、昨日の飯盛山の続き。
城郭の遺構には色々あって昨日の如く「虎口です」と言われてもイメージが湧かない場合もあります。土塁も堀も城郭自体500年近くの時間を経ているわけで、堆積や崩落など重なり中には判別できない状況は多々あります。
特に竪堀、畝状含め斜面上の遺構はある程度の手が入って維持する労力が伴わなければまず形状を保っていられるはずはありませんね。
そんな中、石垣となると案外と残存しているものがあってそれは一つの城址散策の醍醐味でもあるところ。
どちらでも崩落が進んでいることは致し方ないにしろ、やはりその積み重ねを目視したら嬉しくなるもの。
そしてそこに石垣があるという情報(④三好長慶解説)があれば気持ちとしては思わず高揚して「絶対見つけ出してやる」ですね。
そのあとからそこここに石垣を目にすることができましたが私が一番小躍りしてその発見を喜んだのはあの銅像のある丘(主郭)の階段を北側に下ったところ。
何故か樹木に赤い→を見かけたためその道を少々下ってみました(⑤図内3の石垣)。私はその図を見たのは後のことでした。
そちらは開けた斜面を降りる道になりますが目前の段上、自分の立ち位置から注意深く見下ろせば・・・⑦画像とのご対面。
そして⑧。
城郭散策では「自分の足元」に案外と見落とすことがあるということを教えてくれました。
尚、石垣は急斜面、谷に向かってあることが多いので、なかなか全景を画像に収めることができず、しばしばドアップのピンボケ(立ち位置が危ういため)になりがちです。
上記案内には「安土城に先行する本格的な石垣づくり」とありますが、その件は少々言い過ぎの感。
城郭大系の表現では「要所の土留め程度」に散見される・・・程度の表現でした。
⑬⑭の如くカンタンに出会えるものもありますよ。
しかしこの長い歴史を経て崩れずに今も重なり合っている石積みの姿には感銘を受けるわけです。
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