憤懣遣る方無い・・・といった感じというのが当家奥方。
夜7時ジャストのに花火が数分間打ち上げられてその騒がしさに「何コレ?」と顔を見合わせてしまいました。
「ドンパチやられちゃかなわない」というのは家中のネコ共がパニック状態に陥って気の毒このうえないということもありますがそもそも花火のあと始末については「完全」は難しくて河川や野山、海を汚します。
古い人だと戦時下の艦砲や爆撃を彷彿とさせると聞きますしね。 まぁ良かれと思ってそれを企画した人がいらしたのでしょうが、すべての人が浮かれているワケではありません。
私の場合ときたら昨日は新コロ対策用の18時開式の通夜式に出席して丁度寺に帰ってきたばかり。19時といえば一般参列者の焼香が1時間ずらして始まっているわけで、そんな上空の大騒ぎはいくら何でも苦虫を潰したでしょうね。
「賑やかが好きでした」は洒落の世界。
市中には「お悔やみ」の家は勿論、病苦で安寧の時間を求めている人もあるということも承知していただきたいところですが「そんなこと考えていたら何もできやしない・・・」か。
これまでゲリラ的花火大会の開催については耳にしたことがありましたがこの季節、あの時間での爆裂音は決して楽しいものではありません。
拙寺も大晦日の真昼間に鐘をついていますから同じようなものか・・・。
さて、昨日は史蹟研究会の会合。周辺山城廻りの遠足の予定でしたが雨のために中止。
茶道について無知そのものの私ですが、お茶の先生が毎回来られていますので思い切っていろいろ素人っぽい質問をしてしまいます。目からうろこの面白い話ばかり。
最近の茶会は新コロ警戒から全面ストップになっているそうですが特に茶道の歴史として感染症蔓延期の各対応についてその時々の苦労話は伝わっているよう。
そんなとき大谷吉嗣の顔から膿が落ちた茶碗の茶を飲み干す石田三成の逸話を思い出すわけで、その件「回し飲み」ってどう?
と聞けば、今はあり得ないのでこれからは一人一人器を用意しなくてはならないだろうし、その回し飲みは「濃茶」の場合であって「回す」といっても3人くらいまでだと。
そうでないと「練れない」からだそう。
そして飲み口について懐紙で拭くか指で拭くか(大河ドラマでは指だった・・・)器の右回し、左回し等々流派によって違うこと・・・各興味本位で素人質問を連発していました。
プロはそれを見て流派がわかるそうです。
その日は延々小雨降る一日でしたが、史料館への客はひっきりなしでこれまで私が見てきた景色とはまったく違っていました。それは中部五市二町(静岡市・島田市・焼津市・藤枝市・吉田町・川根本町)の施設15か所を廻るスタンプラリーという企画が始まっていたということ(→案内)。
花火の打ち上げもそうですし、小学校で催されていた安定ヨウ素剤の配布会、そのスタンプラリーもすべて昨日知ったことばかり。地元にいて知らないことたくさんあります。
それだけのんびり生活しているということですね。
協賛15所、眺めてみれば知らなかった場所各所、それを回る皆さん方、凄いバイタリティーで「寅さん」ではありませんが「大したもんだよ」と感心するばかりです。
画像はスタンプラリー台紙の表紙。
この紙を持ってスタンプを押していくオーソドックスなものとスマホでQRコードを読み込ませるタイプの二通り。
④は史料館のものですから黒塗りにしています。
「スタンプラリー」なるもの、世間に広く聞いていますが結構に人が集められるものですね。
1か所行くことにそれぞれプレゼントがあるようですから「それなの?」と聞いてしまいました。
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