北方心泉「麟鳳亀龍」 麒麟だけじゃない 金沢卯辰山

10月といえば秋晴れ。

比較的安定した御日和に恵まれますね。

夏の宿題の色々、特に叔母の家と静波墓園の生垣の剪定は未だ着手には至らないで後ろ髪はずっとひかれっ放しすが、そんなことよりもまずはどこかへ・・・です。

東京で235人の感染者(昨日)を出していても「Go To 東京」が始まって地方の新コロ感染のリスクが広がったことは確実。

政府は元寇の奇跡の再来を期しての大博打なのでしょうが、私は「出立は今がチャンス」と見込んでいます。

 

まず第一に何より今年の10月11月は暇であるということ。

お取越しは全中止にしてしまいましたし、法要開催も少ないので時間はタップリあります。

報恩講は変則短縮バージョンで3回に分けてご挨拶程度のお勤めをさせていただきますが、 これは息子が来るというので準備やら何やら彼に任せられますのでそれほどの労力はいりません。

若干の不安材料としては息子がウィルスを運んでこないかというところですが、あの東京が「さぁ全国解禁」の雰囲気を醸し出し「入国制限緩和」など浮かれだしている今「久々家に帰りたい」という息子に当方でいつまでも「帰ってくるな!!」はオカシイ話ですからね。

 

そして何よりも天気が安定しているのが今時分。

南半球の感染者増加が減少傾向になっているといいますが、これから北半球は冬へ向かいます。

寒さと乾燥の日々ともなればウィルスは感染力が増して「神風」の期待虚しく再び「危なくて一歩も外に出られたものじゃあない・・・」ということもあり得ます。

インフルとダブルで罹るなどの悲劇が重なれば「相当酷い」といいますから猶更です。

普通に頭を廻せば春夏の罹患は軽度と考えます。冬場はいったいどんな風が吹くのでしょう。

ということでやはり出張って行くには「10月こそ」なのですね。あとのことは知った事・・・投げやりでございます。

 

拙ブログでは同じような事を毎度記していますがこの時節こそ近江から北陸の山城行脚にはベストシーズンなのです。

夏場は木々の繁茂+不快生物+酷暑、冬場は荒天+降雪+厳寒とコンディション最悪ですからね。

ただしもろ手をあげて足取り軽くというワケには行きません。

最悪、お腹を空かせた熊本のキャラクターに似た動物と出くわすことがありますからね。

 

最近は山に限らず市街地まで降りてくる個体もあるようで昨日は新潟で立て続けに被害者が出ていました。

そのうち一名は重体だといいますので恐ろしいこと。確率的に新コロよりもそれに遭遇する方が多いのでは・・・

 

画像は私がこれまで見た「看板」のうち山城入山時に掲げられたものでない普通っぽい公園のそれ。

こんなところにも「出るの?」。

あの時はその後足取りが重くなったものでした。

ただの脅し?それともイチかバチか・・・か頭の中巡りますがもし出くわしたとしたら「南無」。「阿弥陀さんに試されている」と思うが一番。

 

さて、秋に次いで私が遠乗りに出向くのは春となりますがやはりそれは怖い。

画像は春の金沢卯辰山、麟鳳亀龍」<りんぽうきりゅう>の碑。

書家であり真宗大谷派の坊さんでもある北方心泉の書碑になります。

 

 

『礼記』(礼運)が出典でそれらは「太平の世に現れる」霊的な獣たちのことで、おめでたいことの出現を祝うこと。

転じて奇特なる偉人、事象についていうようですが、今はその語はそう聞きませんね。

最近ではその「太平の世」について「麒麟が来る」と。

それだけは耳に馴染んできました。

 

市民公園レベルで市内からもお気軽散策コースの卯辰山(場所はこちら)で「横空台」付近にあったあの「脅し」掲示板は部外者の私にはショッキングでした。

冬眠あけはやはり腹を空かしているだろう・・・などと頭を過ります。比較的人のいる公園ですからその時は「できれば他に行って欲しい」などと勝手な事も。