毎土曜日の夕食時といえばBS放送の寅さんシリーズ。
東京の新規感染者270名の数字にやれやれといいながらチャンネルを変えます。
緩みっぱなしの政策は多少の国民の犠牲と苦痛は許容されるべきとの暗黙の了解があるのでしょうかね。
「多少の犠牲者」「国として許容」としての「人」になるのは御免です。
寅さんはこれまでいつも「断片的」視聴でした。
そのたくさんの映像たちですが、このタイミングで毎週そちらにチャンネルを合わせてしっかりと視聴する習慣がおきています。
毎度「へーぇ・・・」と思わされるシーンがありますが、昨晩のそれは1980年の作品で、奥尻島が出てきました。
劇中寅さんが亡くなった仲間の墓参りのために船で渡ったという設定です。
私はその地名を知ったのが奥尻島が大きな被災地となった地震と津波でした。
災害は1996年でしたから映画の上映から16年後。海岸線やら家並み、おそらく地元で募ったエキストラの登場がありましたが、その後に襲う大きな災害を思うとみなさん大丈夫だったのだろうか・・・などの思いが。
あの映画はスペシャルが付くほどのワンパターン様で私が若い頃といえばまともに見合う気になりませんでしたが、何故か今になっては「見たい」という気になり、かつ結構に思わされることが多々あるのです。
今とは違う独特の暖かさのようなものを感じます。
さて、昨日記した寒川神社は寄らず通過。国道一号線に出てスグ向かった場所といえば国道と東海道線が近くに走る西雲寺。
以前からこの付近の踏切は事故が尽きないイメージがありましたので細い踏切を慎重に渡りました。
いつもの如く「西」が寺号にありますので浄土教系のお寺であることはまず間違いないだろうと・・・
するとやはり浄土宗のお寺でご本尊は阿弥陀如来。
どうしても親しみを感じます(場所はこちら)。
私はこちらの寺の掲示板で知ったのですが、法然さんの浄土宗も開宗850年(2024年)のイベントがあるのですね。
テーマは「お念佛からはじまる幸せ」とのことでした。
私ども真宗大谷派でも2023年に「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」があります。
ちなみに当流の方のテーマは
『南無阿弥陀仏
人と生まれたことの意味をたずねていこう』 です。
私も現在できるだけお話の中に「私が今ここにいる意味」といったフレーズを適宜入れるよう試みています。
あと葬儀とは「告別」ではなく「たずねる」であるということも、それは必ず・・・。
「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」
法要期間
[第1期法要]2023年3月25日から4月8日まで
[第2期法要]2023年4月15日から4月29日まで
[讃仰期間]2023年4月9日から4月14日まで
西雲寺の掲示板に戻ります。
あの「他力本願」についてのポスターも真宗の坊さんから見ても真っ当な的を射たもの。
世の中エライ人たち、その風を装っている人たちの中、相も変わらず「他力本願ではイカン!!」などと自慢げに言っている姿を見せさけられて苦虫を潰していますからね。
法然さんは当流ご開祖親鸞さんの師匠。
通ずるものがたくさんあります。
また、気になったのが「千社札」勘弁してくれ・・・の掲示。
にも拘わらず本堂正面の高い場所にぺたぺた貼られているそれが目につきました。
神奈川県辺りの寺院にはその札が貼られている本堂や山門を目にしますが貼られる方としてはたまったものではありません。
私の寺には「貼らないで」の御触れは掲示していませんがそのような暴挙に至る人は皆無です。
タチが悪いというかまったく閉口させられますね。
元神奈川県人としてもそこのところは指摘させていただきたいところです。
尚、私の場合、その手のものが拙寺に貼り付けられているのを確認したとすれば何よりも優先させてその撤去のために梯子をかけましょう。
それこそ許容できないことですし貼り付けた人への怒りは増幅するのかも。まぁ念仏して心の安寧は維持するよう努力はいたしますが・・・。
もっともこの地で拙寺にそれをやらかそうという人はいないでしょう。
地蔵と五輪塔の並びのカットは一応・・・古いもので江戸初期のものか・・・寺の創建から推測。
本堂の葵紋については不明。
なお境内の六地蔵は当真宗にはありません。
「一向専念無量寿仏」がモットーです。
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