連休明けイキナリの台風襲来ということで彼岸参りのあと片付け、花ガラを処理するタイミングに困りましたが、昨日の晴れは有難く地頭方の処理場へ行くことができました。
帰りに150号線を使いましたが、行った筈の台風の残りの風が強く、岸壁に打ち寄せる波が国道にしぶきとなってフロントガラスを汚していました。
往路に150号を使用せず、住宅地を通る旧道をゆっくりのんびり走るのは積み荷の花ガラが飛ぶと、後続車が慌てることになるからです。
その後、本堂から庫裏に入る入り口に一つ手摺を増設しました。
古い形式である寺などトイレ等の配置は年配者の動線からして障害物だらけ。
本堂へのお参りは階段を回避していただくためスロープを設置していますが庫裏のトイレに入るためには階段3段ばかりを昇降しなくてはなりません。
先日その3段の乗り降りに難渋している方を見てその増設に至ったのですが、健康で「何でもできる」と思い込んでいる者にはなかなかその辛さはわかりません。
奥方と何度もシミュレーションして手摺の位置決めをしました。
私もまだまだ「階段なんて・・・平チャラ」の躰ではありますが、年齢とともに一つ一つの「平チャラ」がそうではなくなるというのが現実の我が身。すでに「ヤバい」と思わされる件多々浮上しています。
「元気で長生き(健康寿命)」と言う語がはやされていますが、その件私は「非常に難しい、稀有なるご縁」を思うようになっています。弱気です。
さて、一乗谷山城の馬出し道なる大手道の清水不動を後にして浄覚寺ご住職の指摘にあった水が溢れ出る箇所④をクリアしさらに大手道を下ります。
登り道であの水の流れに対面したとしたら相当困ったと思いますが、勢いよく飛ぶように水の無さそうな場所をステップするように下りれば靴の中は無事で行くことができました。
やはりところどころに石コロがあったり何かの遺品かも・・・と思わせるものが目につきましたが、途中千畳敷まで0.8㎞下ったあたりに線刻地蔵摩崖仏がありました。
これは線刻かつ摩滅と苔のせいでうっかり歩けば見落としかねないような代物です。
また石仏等の残欠が散見できることから、小規模ながらもこの山に寺院があったことも推測できます。
尚、①は千畳敷から出土した鬼石です(一乗谷朝倉氏遺跡史料館蔵)。
瓦の代わりに石(笏谷石)を使用する例はこの地区にありますが、当山城本郭の館も一乗谷の本館と同等、豪奢な建築物があったことが推測できます。
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