「宿直」(とのい)から見る一乗谷と福井平野

「やめようコロナいじめ」という記事を見ました。

「コロナになったら秘密にしたい・・・32%」の数値も分かるような気がしますが「コロナ怖い」の行き過ぎた反応。

当田舎町周辺の「ウソだろ?」と思うような感染者バッシング

各直接行動(投石・貼り紙・匿名電話・他府県ナンバー車への危害)の数々は、中には誇張されて言われている部分があるかもし知れませんが酷い有様のようです。

 

ただの噂話の類とはいえないストーリーの数々ありますね。

吉田町の静岡銀行の新入社員が試雇採用期間の掟を破って都内で遊興した挙句新コロに罹って解雇されたという話が春先にありましたがその後、転居するハメになったとか、菊川の感染者の母親が自殺した・・・とか新コロそのものによる苦痛以上に周囲の心ない人々の行動、言葉や眼差しによって人生を狂わされている人たちがいるようです。

 

その辺りこの国の人々の変てこな正義感と「自分は大丈夫」の高慢ちきがそう振る舞わさせるのでしょうが、やはり「弱きに思いやり」は無用であるということでしょうか。

 

若さもあるでしょうが、進路が決まって一安心、都内の友人と再会上京して騒ぐことなどあり得ますよね。

たまたま新コロになったことを正直に会社に告げたらクビ。「自己責任」を振りかざされるのですからね。気の毒なことです。

菊川の件も詳細は分かりませんが、普段「親身に」と寄り添ってくれる人たちからの「目」の恐ろしさが推測されます。

まぁ飲酒と薬物など自己コントロールを失う人たちの自己責任とは違いますからね。病気は当たり前のように罹るもの。

 

芸能人やお偉いさんたちはコロナに罹っても治癒すれば「どうも、どうも~」と平気な顔をして出てくるではありませんか・・。

何故にして一般人の人たちが相互にイジメあうのでしょう。

コロナに罹患する責任なんてコレっぽっちもありませんからね。

 

まぁ閉口させられたのはこの連休の人の出。

京都等人気の観光名所は勿論、各地キャンプ場、ハイキングコースなど自然豊かな場所もごった返していましたね。

友人の山好き「女バガボンド」は八王寺城の裏鬼門、高尾山方面を歩きに行ったそうですが「これまでにない人混み」だったといいます。

 

ある人はその日本国民「どうせアホなら~」の躰を見て「連休明けが楽しみだ・・・」と痛烈。

私は政治よりも医科学者の仰ることを信じます。

さぁどうなる・・・見ものです。

 

そして昨日のニュースでは英国の第2波について「1日5万人感染も」と。

規制再強化やむなしということですが、現状のままでは10月中旬に「1日あたりの新規感染者が5万人に達する」かも・・・と警戒の声が上がっているとのこと。

各国それぞれの対応があるようですが、どちらのお国でもここへきての感染者増加はバクハツしています。

このまま日本の緩みっぱなしが通用するものか世界が見守っているでしょう。

 

偶然か奇跡か今のところ明快なる説明はできないようですが。

 

私は幾度も記していますが「そうは問屋が卸さない」に一票。

私に限っての経験則でいえば「楽観」よりも「悲観」の方がどうしても身近に感じます。

うまいこといかないのですよ、特に自分の思い、図ることとは逆に動くもの・・・それ人生の鉄則だから。

 

さて、一乗谷の山城の一番の絶景といえば「宿直」です。

昨日の本丸、千畳敷の先。

宿直には「とのい」・・・殿の居る場所・・・の意がありますが、現在そのまま読めば「しゅくちょく」で「番人」の意ですね。

殿様が入った際の守衛や常時詰めている警備番人の櫓です。

ここの見晴らしはよく、各支城からの狼煙等監視するにはうってつけ。上城戸方向、いわゆる京都方向の視界が眼下に開け、西の山の向こうには福井平野が・・・。

一乗谷はこちらに立ってのもの・・・などと勝手な事を記せば怒られるかも知れませんが、素晴らしい景色が楽しめます。

 

下記画像は友人が送って来た高尾の図。

自分最優先の心を「懺悔懺悔」と手を合わせたそう。

当流宗旨とは異なりますが「思いやり」というものが不可欠ですね。