一乗谷山城尾根 一~三の丸 小谷城山﨑吉家山﨑丸

先日の史跡研究会での雑談は「相良はますます寂しくなるね」のため息の連続。

この12月で相良バスターミナルは廃止されただの「相良郵便局前」停留所に格下げ、ターミナルは菅山に移転します。

その件ハナからわかっていたことですが、ちょっとばかり虚しいことです。

 

拙寺も、その立地場所を知らせるに「バスターミナルの南、スグ近く・・・」などと大いにその存在を利していましたので・・・

田舎町でランドマークといえばそのバスターミルナルが一番にわかりやすいものがありました。

静鉄も企業であって営利と効率化を求めるのは当然の事。

まぁ津波の危惧もあったのでしょうが、バス路線として残っただけマシなのでしょう。

 

とかいう私などここ30年くらい路線バスの利用がなくてバスの乗りかたも分からないくらいです。

 

問題はその跡地ですが一つの噂としては「静鉄ストア」があるようです。そうであったとしても極秘事項なのでしょうが、それらある開発部門の人の声として「知らない」とのこと。

噂話ばかりが躍っています。

それにしてもそれが真実だとしたらこの周辺だけで大きなスーパーマーケットで4件目。

潰し合いの修羅場となるかも知れません。

 

大小企業の存続可否の話なども耳に入っていますが、掛川大渕の外資系ハイテクガラス会社のコーニングが操業を停止する件、そちらには牧之原市内就業者が約100名いるとのこと。

相良のここ近しい企業が非正規雇用の就業人員を大幅に削減したことなども以前ブログにて記しましたが「仕事」がないということは生活へ直接に響いてきますからね。

町自体が将来的に荒んでくること、目に見えています。

 

さて一乗谷山城の登城の続き。

その前に大河ドラマの件2つ。一つは気の早い噂話の部類かも知れませんが2023年の大河にキムタクが抜擢、石田三成の関ケ原・・・かも知れないという件。順番からそこは「戦国」になることはだいたいのスジではありますが、主人公としてちょっと・・・

私の期待一番の①三好長慶②北条五代でなくてしょぼ~んです。

そして昨日の大河では朝倉家臣として山﨑吉家が登場していました。先日の一乗谷全図の本館向かいに「山﨑長門守」として記されています。そのお屋形の直近位置からしても彼の朝倉家重鎮ぶりがわかるというもの。

というと彼の討ち死にもここ数週のうちに放映されるのでしょうね。

最初の画像①②は朝倉軍が浅井支援にまわった際小谷城に山﨑吉家が構えた「山﨑丸」。③~が一乗谷山城。

 

先日は3つの登城路の内、下城戸安波賀から取り付いた件記しました。

登路がフラットにまた前方が開けてくるとこの山の最高地点になります。

一応は一の丸二の丸三の丸と団子三兄弟の如くこの山の尾根上に曲輪が設けられています。各曲輪との間隔は遠くなくそれぞれが堀切で隔てられそれら郭の東側斜面に畝状竪堀が削られています。

 

ここで城郭大系の記述を。

「北から南に一の丸二の丸三の丸と並んでいる。一の丸の北西側には空堀がめぐっている。二の丸は西に延びる尾根を掘り切て造られ、三の丸との堀切には土橋が設けられている。三の丸は三つの郭から成り南端の堀切は最も深く10m以上ある。

一の丸跡から三の丸跡まで約300m、本丸跡も含めた全体では500mある。

特に北端の櫓跡と一の丸から三の丸にかけての東斜面には多数の竪堀が谷底に向かって垂直に掘られている。また二の丸から続く西の尾根上には伏兵地と呼ばれる凹地が多数存在する。」

 

画像最後の二枚が「伏兵地」の凹部。

 

下図は尾根上の曲輪の配置図。