先般のお寺の会合の主たるポイントは今期の「本山ご依頼金」について。本年限定ですが全国的お寺の懐事情を勘案して約10%の減額となりました。
それとは別にまた少々頭が痛いのはあの長ったらしくて覚えきれない「宗祖親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」の懇志金御依頼の件。募財期間2019年~2022年度の4年で既にスタートしていますが拙寺は未だ一銭も納めていないという事実。
聞けばすでに全額お納め済みのお寺も散見され、いよいよ尻に火が付いた感。田舎にいてボケっとしているとそういった雰囲気すらも入ってこず・・・、まぁそこがド田舎の良さなのですがね。
拙寺ではその異常に長い名称の本山イベントの件、御門徒様にも承知していただくため、昨年の報恩講の回文に記し、報恩講と春の法要にて各回各家100円の御寄進を依頼していましたが(あくまでも熟知していただくことが主)その第2回目となるはずだった「春の法要」が中止になったこともあって、まったくといっていいほどその件失念していました。
両方9月中に奥方にすべて工面してもらって岡崎に届けることにしました。
これは振込入金が年々面倒になってきていて、送金という行為にやたらと制限が付加されるようになったからです。
これは今回、「ドコモ口座事件」が騒ぎになっていますが要は他人の口座から「勝手に送金」が流行っているからですね。
大きな額の送金が難しくなりつつある今、いかにも面倒ということと久しぶりに三河別院にお参り+αで岡崎周辺をドライブするということで話がまとまっています。
そして、会合で耳を傾けたのは報恩講の件。
報恩講については形式を変更して短縮バージョンで執り行うというのが各お寺のスタンス。
これから先どうなるか確定できませんので「今のところ・・・」という但し書き付きですが拙寺も御逮夜、晨朝ナシで昼と午後と夕の三回くらいに分散して短時間開催することを総代会に提案しようと思っています。
また懸案の「お取越」についてですが既に問い合わせがあった須々木地区についての代表家寄り合い形式のものに関してすべて来年に順延というカタチで決定しました。
ソーシャルディスタンスがしにくい環境となりますので、今年は特別ということで。
そしてそれならと「あの家ではやったのにこちらでは来てくれなかった」という不本意なクレームも想定しいっそのこと今年は「すべて中止」にすべきと考えています。
申し訳なくも順延は致し方なしか。
何しろ寺の聞法会をきっかけとしてクラスターが起こってしまうというのはそれこそ不本意なことです。私一人であれば少々のリスクは取れますが、お取越は広範囲に私がたくさんの人たちと接しますので、私自身がキャリアとなってウィルスを広げる可能性も捨てきれません。
インフルエンザの同時流行の噂もあり、ここは一つ厳重警戒をもって対応すべきかと。
昨日の米国からのニュースでは「飲食店利用者」について感染割合が2倍(飲食店非利用者の)という見だしが躍っていました。
要は社会的距離が厳密でない空間で食事という最大無防備状態をつくることがリスキーだということ。
マスク着用の有意義もまた感じますが、暖房が必要になるかも知れない秋冬の狭い空間に人が同座することは、あと少しの間は様子を見た方が得策でしょう。
お国はどんどん緩みの方向に舵を切るようですが、私はあと少しこの流行の先を見守りたいですね。
ある情報では11月に本山含めご納骨のバス遠足を催すお寺があると聞きましたがその時は小心者の私は思わず耳を疑ってしまいました。
まさにその件「勇者」としか言いようがありませんね。
ちなみに拙寺の予定としては例年通り来年の5月になっています。
さて、一乗谷遺跡に入って目に入るのが井戸の復元井桁と石積みで枠取りされたトイレ跡。
まさにどちらの家にもそれらが設置されていたことがわかります。共同炊事場に共同トイレというのが庶民的暮らしと想像するところですが、ここ一乗谷は「上流」な社会が構成されていたことがわかります。
トイレの考察は面白いですね、発掘調査から寄生虫の卵が発見されているとのこと。
トイレと甕について復元街並みで見ることができます。
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小山昭治 (月曜日, 14 9月 2020 09:02)
旅行で歩きの時、小電力無線機なら商店街のがあります。必要ならば借りますよ。
前と後ろに無線があれば携帯よりも気軽に使えます。安心ですよ。
「お取り越し」今年の延期は、檀家全部ということでしょうか。
私もいろいろ思案していますがどうなんでしょう。
今井一光 (月曜日, 14 9月 2020 14:31)
ありがとうございます。
無線機の件はメンバー次第ということで検討させいただきます。
まずは携帯電話で何とかなると思っています。
お取越は今年に限っては控えた方が得策と考えます。
未知の病にインフルエンザも重なって不安ですし。
不特定多数の方と接する機会の多い私が各ご自宅にお邪魔するということも
リスクと感じます。
すべてのことがスッキリするであろう来年に期待します。
いろいろありがとうございました。