南鐐二朱銀 着目点・味ともに高評価 

昨晩のテレビ小僧はNHK「英雄たちの選択」→朝日「京都ぶらり歴史探訪」を視聴。

両番組とも当家で「城郭界のさかなクン」呼ばわりをしている千田嘉博先生が出演していました。

大桑城を登っての取材の様子は体を張っている感ありました。冬場のスタイルでしたが、上着はスグに邪魔になるはず。

先生はケロッとしていましたが大桑の城は岐阜城と違ってロープウェイはありませんからね。

NHKの方は特集が斎藤道三。

ふ~ん・・・と思ったのはコメンテイターの誰一人とも斎藤義龍の存在についてのこれまで囃されている実子か土岐頼芸の子かについては一切触れず、「父対子」の対立のみを観点にしていたこと。

 

そいえば昨日記した光秀の奥方の名「煕子でなく槙」の採用のレベルとは違いますが「国盗り物語」のストーリーでは義龍は100%頼芸の子という展開でしたからね。

まぁ原作(司馬遼太郎)があるワケですが。

時代を経ると色々歴史そのものが変わってくるというのも面白い。

NHKの番組には今、歴史番組売り出し中?の「一乗谷のお姉ちゃん」(失礼、コレも我が家での愛称です・・・石川美咲氏)が出ていました。

結構に最近「学者している」感出てきて惚れ直したところです。

朝倉だけでなく道三研究にも進出しているようで・・・

 

そのあとは地上波に戻って「ヒストリア」。三好長慶、私の次の「戦国大河」と見込んでいる人です。ただし当時の本願寺勢の敵方ですがね。また、戦国期の「面白くなる頃」には弟殺しのあとスグ亡くなってしまうところがネックではあります。

 

さて、先日は「相良海老」ではボロクソの評価が文面を踊っていた「南鐐二朱銀」について記しましたが先日そのお菓子屋さんに出向いて購入(勿論予約して)、早速吉祥寺の叔父に送りました。

私の食レポはナシにして、叔父家族では絶賛。甘すぎず上品、遠州の田舎でこれほどのものができるのか・・・と。

またお菓子に添えられた口上「南鐐二朱銀」についての一片ですが、良くできています。

 

先日は静岡新聞の記事を紹介しましたが、中日新聞にも取り上げられていたのですね。お店に飾られていました。

このお菓子は何せイブシ銀の渋さと奥ゆかしさがあるのです。当たり前ですが、知らない人にはそれまでのことですが、こういった歴史事象に着眼して商品を出せばそれに注目する事情通は少なからずいるわけで、応援もしたくなるというものです。

 

以前には「賄賂最中」という自虐ネタのお菓子が出回りましたが、この「南鐐二朱銀」というものはまさに田沼意次の実績を物語る逸品。

しかしながら、地元相良の本通り、新町あたりの和菓子屋さんからこういった発想が出なかったのは惜しいという方もいらっしゃいました。