名阪道路旧道 福住の氷室神社近隣 復元氷室

「壺の底が割れて底の見えぬ谷底に堕ちている」などと思いたくはありませんが何か未知なる世界に突入しているような気もしてきました。着実に年配者で亡くなる方が増えています。

20代で重篤な患者も出て、若くても十分に危機的を思います。

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)では「パンデミックは起こる」と断定していました。そちらのどなたかは「世界の70%」が罹患するとも言っていました。

再感染(退院したあとに再び発病)の報など、人類は見えない力によって追い詰められているように感じます。

 

一昨日お会いした檀家さんに「5月のバス遠足はどうするの?」と。その方はすでに3月と4月に予定していた別の旅行はキャンセルしたといいます。そこでお寺の方はどうなるのかということです。

私は「様子見て」としか言いようがありませんでしたが世の中のイベント系、人々が集まるものはいよいよ中止の嵐が吹いていますね。

 

今のところ悩むのは4月初旬の「春の法要」の件、こちらは恒例の寺楽市の開催は殆ど無理でしょうが法要の方は何とか開催したいところです。やはり「様子見て」ですが。

 

事前に行う世話人会もそろそろその案内を出すころですがその開催はナシにして回文のみにすることも選択肢。

こういう場合、本山の方向性を踏襲するのが一番なのですが、今のところ「春の法要」の予定はそのまま、ただしそのあとに予定されている(4/20~22)「第13回世界同朋大会」-定員200名-は中止になっています。

ホテル代含め会費1名30000円也、京都経済には確実にマイナスとなるのでしょうね。

先日は北海道のご門徒さんから約70名での本山研修会が中止になったとの報を聞いたばかりでした。

 

野球のオープン戦は無観客、ラグビーは延期、バスケも中止とスポーツ関連は軒並み中止変更を余儀なくされているようですが笑ってしまうのが3月から始まるオリンピックの聖火リレーのイベント強行の件。

絶対に中止にしたくない気持ちが表れていますが、オリンピックそのものが「中止もありうる」とIOCの委員の口から出るなど極めて怪しいレベルであるのに、何か気の毒のように感じます。

むなしき結末となるやも知れませんね。

 

先日の奈良からの帰りは1度もS.A.に寄らず、ということは土産も手洗い休憩も無しだったのは人の居るところにはできるだけ「近寄らない」を心掛けたわけですが、そのような無茶はお寺のバス遠足ではあり得ませんからね。

人によっては片道4回はトイレに行きますから。

 

さて、昨日の氷室神社の「日本の氷室発祥の地」の近くには復元された氷室があります(場所はこちら)。

名阪国道の一本松I.Cと福住I.C.の旧道の中間点あたりの道路際です。山の北側の林の中ですが注意して走れば見つかります。

 

近くに福住の小・中学校が上記地図に見えますがその辺りにはこのような氷室が数多くあったようです。

真夏に至るまで氷を保存できるということは山の北側には涼しい風が吹き渡るのでしょう、そんな感じはしてきます。

そのあと私はこの近くの山城を(勿論氷点下の)、うろつきましたが、そういう時はまったく寒くないものです。