柳生 ちょっとした川沿いの小径 阿弥陀さん

少しは動きつつあるクルーズ船の件。

失礼ながらまるで病院船の如くになってしまいました。

まったく気の毒な環境としか言いようがありませんね。

 

エライ人から「民間にお願いするとカネがかかるから・・・」とクルーズ船全員のPCR検査を躊躇しているような声が聞こえてきます。

 

先般広島の議員さんご夫婦の件、選挙資金に「1億5000万円をポン」だとか厚生省のお二方の海外出張多数(ミャンマー、インド、中国、フィリピン)の「プライベート」と指摘されているアレ、自分たちは「湯水如く」のカネを、それも元をただせば国民の・・・を使いまくっているクセにまったくここにおカネを使えないとはお笑いぐさです。

 

PCR検査についてはその厚生省の御仁(大坪審議官とやら)が仰っていましたね。「できない」と重ねて。

要は「武漢帰りの人のみ」という今言う「武漢シバリ」なのですが保健所(一般医院では保健所へ連絡しろと言われます)に「私ヤバそうなんですが・・・」と申告しても検査は拒絶されるよう。

「武漢とはかかわりがない」からだということですが、すると今一番に気にかかる「二次感染」以降の伝播についてはノーケアということになりますね。不思議すぎる判断です。

 

それが経費がかかってしまうという理由であるなら(やはりそれしかないでしょう)特にアホらしくて呆れかえるところです。

国の上にいる、どなた様もプライベート優先ではね・・・

 

最悪の事を考えれば「オリンピックは中止」などと言われるかもね。まぁそれも危機管理ができないことなのですからしょうがない。

 

「桜」ほか自分たちの「お楽しみ」のためにはおカネ(国の)を使わせるのに庶民困窮の極みともいうべき今回事案をケチる、渋るの躰は世界中の笑いものになりますよ。

しかしその検査の件、それを日本国内で得意にしている会社はありますから・・・。

折角の技術を出し惜しみして使わないのはイケません。

 

さて、昨晩は通夜がありました。

その帰り際に高校時代の部活でサッカーをしていた同輩に呼び止められました。

「大澤寺」と聞いてピンとひらめいて「一体どんな葬式になるのやら」という気持ちでやってきたそうです。

 

なるほど当時の彼から見た私は「ハチャメチャ」だったのでしょう、ご心配をかけさせてしまいました。

とはいえ私は今も「ありのまま」ですが・・・

 

お話しは「幼き頃の父母の思い(子が健康で元気に成長すること、それのみ・・・)を思い出したい」といった内容だったかと。

それこそが「ありのままの私」なのですが、成長伴って親は勿論、子までも雑念と欲で覆われてしまいます。

 

「ありのまま」といえばアカデミー賞のイベントで再び盛り上がりを見せていましたがその語を代表する「仏」といえばわれら阿弥陀如来。

「修行しなさい」なんて絶対に言いませんからね。

 

以前ブログにて北阪原公民館前の北出磨崖仏を記しましたがその川沿いの小径の露出した岩肌に阿弥陀坐像が何気なく彫られていました。円成寺に近い場所でもあります。

 

摩滅が激しいのか、彫りが甘いのか、雑なのかわかりませんがその姿はわかります(場所はこちら)。

 

たまたま近くを通った際、グーグルマップに記載があったこちらに立ち寄ってみました。この辺りは南山城に通じる道であり、また奈良中心部に向かう場所でもあります。

 

立っていようが坐していようが「阿弥陀」の名は私の心に刺さり吸引されてしまいます。