桔梗紋光る妻木崇禅寺 有難きご縁 揆を一にする 

イラン首都テヘラン上空の悲劇、ウクライナ機が墜落して乗員全員の176人が亡くなった件、「不注意で撃墜してしまった」とイランが発表していました。

色々な角度から見た「証拠」たちから否定はできないとそれまでの立場を180°転換したものでした。

「現実の時の巡りあわせ」というものの恐ろしさを感じたものですが、「やはりそうだったのか・・・」と思ったところでした。

 

イランにとっては悪夢のような結末となりましたが、詮無き事でした。

命を落とさなくてもいい一般の多くの人たちの犠牲を生んでしまったことは言葉も出ないくらいの悲劇ですが、国レベルの過失というもので100%自らの非を認めるという結末(誤射を認める)はあまり見たことが無かったものですからその発表には少々驚きさえ覚えました。

 

世にある航空機事故の中「怪しい」事案(どこかの国の関与)というものは結構ありましたが、まずは有耶無耶の終わり方。

「国家」というものの体裁、メンツについては吐き気がするほど平気で嘘で塗り固めますからね。

まぁ「国」ではありませんが政治家が「賄賂を貰ってない」と断固主張するなどというのはそれに準じた体裁なのでしょうね。

 

ミサイルの誤射をしてしまったイランではありますが、そもそもそのような間違いを起こさせてしまった原因は何かと言えば例のトランプの暴走がきっかけ。

アレがなければ176人の「無駄死には無かった」ということだけは確かなことです。

あの男に引っ掻き回されるのは御免です。いい加減勘弁していただきたい。勿論ゴマを擦って平こらすることも。

 

昨日は米科学者が多く集う「憂慮する科学者同盟」の方の長崎市で催された講演の記事がありました。

その方は、トランプが実戦的小型核兵器の配備を進めていることに対して「日本は被爆経験があるのに米国の核戦略を支持していることは全く理解できない」と。

そういう人がアメリカにいるというのが救いです。

 

さて、衣装が煌びやかすぎの感。

溜息の出る画像の大河ドラマ予告編を見ると「あの映像は・・・」やはりクロサワを思いだします。そういう見どころもありますね。

そして最近になって重ねて耳にする「麒麟」の語。

その麒麟とは、「王が仁のある政治を行うときに現れる」と言いますがその「王」様(よう)の、世界の盟主を振る舞うあの大統領殿ではその麒麟などは絶対に現れないでしょうね。

 

ただわれら真宗門徒には結果として・・・、何か裏にあったのかわかりませんが明智光秀の「その日」(天正十年六月二日)以来「麒麟がきた」思いは少なからずあります。

御本山レベルでは「ある人の死」について幸不幸を問うことはしませんので「本能寺」についてはまず触れることはないでしょうが、もしそれがなかったとしたら、まず我らもまた宗派も無かったのかも知れません。

私の本音としてはいつも記していますように「歓喜踊躍」以外の何物でもありませんね。

たまたまの結果なのか企図なのか「仏敵信長」と「敵は本能寺」は「揆を一にする」(孟子)ことになったわけで・・・。

 

画像は妻木崇禅寺の本堂。

二段構えのように見えるその本堂位牌堂。

上段厨子には秘仏が。最後の画像が本堂隣の堂。観音堂?。

 

格天井の絵は地元ではかなり有名。

テレビでお馴染みの「あの先生」のお祖父さんの作とのこと。

たまたまのご縁あってのお参りでした。

ありがとうございます。