昨日は自治体公表のハザードマップに「手心が加えられていやしないか」について記しましたがやはり結構にその傾向はあったようです。
昨晩のニュースにあったのが「都道府県管理の約1600河川の2割強で、洪水ハザードマップの作成に必要な浸水想定データが法律で定める最大のリスク(新基準)を反映していず、豪雨リスクを低く見積もっていた」です。
今年3月末の時点でハザードマップが最新版だった市区町村は33%とのことですから住民には「今そこが危険な地である」ことを伝えられなかったわけですね。
それが怠慢だったのか故意だったのかそれぞれでしょうが、不動産価格が下がるから・・・対策について住民から突き上げを喰らうから・・・などの躊躇はありえません。
正確な予想を提示していただかなくては・・・
新基準は「1000年に一回の豪雨」への対応河川というもので静岡県にあってはすべて対応済みでした。
ちなみにあのお騒がせ知事のいる千葉県にいたっては当県の真逆、殆ど未対応。お仕事してたの?とあらためて思うところがあります。台風被災のあの日に「公用車で別荘」の件を指摘されて震えながら「あそこは自宅」と強く強く主張していた姿を目にしましたがやっぱりあちらは「自宅」ではなかったそうです。
だいたい「自宅住所」などは決まっているはずで各種届けや記入書面は同一であるはず。
都合よくあっちもこっちも「自宅ですから」は通らないでしょう。
さて表記、手越宿から丸子方面、東海道を進むと佐渡という地名があります。あの道路を行き来する機会の多い方でしたらその名の交差点があって信号待ちの度に目にするはずです。
「佐渡」は「さど」ではなくて「さわたり」ですが、語源としては湿地を推測する地名。
全国にその音で沢渡・澤渡・猿渡の地名があるようですが「渡」だけに「水」そして水害までも考えてしまいます。
安倍川・藁科川・丸子川が暴走すれば当然にこの辺りも水浸しになって街道を「渡る」ことになるでしょうね。
現住所は今は「丸子」の街区となっていてその佐渡の名は前出の交差点とバス停、公民館に地蔵堂にその名が残ります。
あとひとつこの公民館前に万葉の碑があってそちらにも「さわたり」の地名が刻まれていました(場所はこちら)。
この「佐渡」の地名消滅に関して地元の人たちの怒りのようなものを感じます。
地名消滅というものは気分がいいものではありませんね。
無知と無配慮のなせる業でしょうか。
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