イヌマキの垣根を伐りながら数日前に「今年は蜂の巣がないのはありがたい」と奥方に話したばかりでしたが、コゲラの来る槙の木に足場を移して「ついで」と言う具合に剪定を始めると「ブブブ」の異音。見上げればアシナガバチが一斉に巣から飛び出したところでした。
首を引っ込めながら急いで木を降りかけましたが一匹が頭の上より急降下して衝突。
髪の毛によって針は届きませんでした。よって何とかセーフ。
坊主頭でしていたら一発ノックアウトでしたから、「髪の毛があって良かった」と安堵。
十数年前ですが、やはり木の上で目の前にある蜂の巣に気づかずに彼らを怒らせて逃げ損ない、眉間に一発喰らったことがあります。
翌日には顔全部が腫れて会社を休みましたが、奥方の語り草「蜂に刺されて会社を休む男」の憎まれ口が久々に出ていました。
その頃2度骨折(足の指と肋骨)したことがありますが2度とも出社していましたので。
痛みには耐力がありますが、あのパンパンに腫れあがった顔で外を歩く気にはなりませんでした。蜂は黒目・眉毛・髪の毛等「黒いもの」を狙いますね。
それにしてもあの蜂の巣は異色。
枝先の風雨に晒されやすい場所にブラ下がっていました。気づかなかった私が悪いですね。
ということで作業は垣根だけ。
槙の木の剪定はヤメにしました。それが「やらない理由」になりました。
昨日も軽トラ一杯。
地頭方処理場にて一般家庭扱いで500円~700円程度になります。
さて、春日山裏の滝坂沿いの続き。
「首切り地蔵」なる名称が付けられた石仏があります(場所はこちら)。
例によってご丁寧にも赤い前掛けを着用していました。
どなたかの「独り善がり」と言っちゃあ何ですが、面倒くさいことです。
場合によっては一旦外してから「ハイ!ポーズ」となるところですがお地蔵さんは月並みな被写体ですからね。
とはいえ鎌倉期のものとのことですから、なかなかの代物。
「朱色の前掛け」はこの自然の中に「人の野暮」を思わざるを得ません。
看板には荒木又右衛門(鍵屋の辻)が試し斬りした伝承とありますが、「眉唾もいいところ」というのが所感。
ケチをつけるのもほどほどにしろとお叱りを受けそうですが、大切な刀で「石仏」を両断にするということ、少なくとも対象は「仏」ですからね。
まぁその手の石仏、巨石を刀で切った風の伝承は各所で出くわしますが。
その荒木の作り話については明治以降では?
地蔵など石仏の首が飛ぶという事件はやはり廃仏毀釈を思いつきますね。
滝坂の石畳はその名の如く、春日山の谷を流れる小川に沿ってあります。
尚、この首切り地蔵の近くで突然遭遇した鹿には大いにビビらされました。
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