クロネコ舞鶴殿に気を使って境内の除草剤散布は控えていましたがさすがに「酷すぎる」伸び放題に昨日は朝からの対応。
大雑把に3回戦(15㍑)を。ちなみに除草剤の散布は「雨が降らない」ことが肝要。好天に恵まれて、お参りの方々の第一声に「暑いねぇ」が復活していました。
ひと時から比べれば「夏は終わってる」感が漂っていますが。
一気に静波墓苑まで走ろうかと思いましたが、大工仕事が再び発生しているため次回という事にしました。
きっとそちらの方がおそろしいことになっているでしょう。
さて、昨日は「原始林」などいう語を使用しましたが普通で考えればその名は「大袈裟」の一語でしょうね。
仏教的な言い回しで記せば「無始以来~」といった所で、始まりが計れないほどの大昔から「そのまま」ということですから、今時「あり得ない」と思うのは当たり前。
そしてその名称に偽りなく原始の森が眼前に広がるというのですからまさにその名に偽りはありません。
ちなみに「無始以来~」は当流でいえば「無始以来つくりとつくる悪業煩悩を」です(「信心獲得」の御文 五帖-五)。
「他流の人に対して~」沙汰してはダメよ!と異例の言葉が付け加えられているものですね。
何せ「煩悩を断ぜずして涅槃を得」(修行しても無意味・・・)ですからね。
まさに私のためにあるような言葉でした。
その「始め」が遥か彼方の大昔でそれ以来「人の手が入っていない」というのがこの春日山原始林なのでした。
しかし、この原始林には奈良の「表側の仏教」とは一線を画そうとしたのか修行者が入って洞窟に住まい、石仏を刻んだという歴史があります。
案外、都と近いですから、食料の買い出しや知り合いの差し入れ訪問など頻繁にあり得る場所ではありますが。
そんな詮索はヨシにしてこちらには多くの遺物、「人の痕跡」を見ることができます。そういう意味では厳密な「手付かず」というワケではありませんね。
画像は春日山石窟仏(場所はこちら)。
昨日の地獄谷の彩色石窟仏とはそう離れていない場所です。
頭がない石仏は心無い輩の仕業でしょうか。
廃仏毀釈の暴挙も考えられます・・・。
やはりこちらも金網で囲われていますので撮影はうまくいきませんが、仕方ないでしょう。勿論拝観料の野暮はありません。
コメントをお書きください