豪雨開けの昨日は好天に恵まれ久し振りに遠くから生き残りの蝉の声を聞くことができました。
境内の蝉の合唱は今季は終了です。あれだけやかましかったのがウソのよう。
アース線が短かったためそれを延長しブロアの嵩上げ作業を行いましたがこれは例の浸水対策。
雨の吹き込みの方向によることも考えられますが、別のトイレのブロアに問題がなさそうなことからして、大雨が降るとブレーカーが落ちる原因は他にあるのかも知れません。
ショックだったのはこの夏仕上げた物置に雨漏りがあったこと。「こんなもんでイイだろう」程度で仕上げた屋根と側面の加工でしたが、雨の吹き込みが。
心当たりのある箇所に念入りに充填剤を突っ込みました。
いずれも結果は豪雨が来るまでわかりませんね。
さて、高円山の展望台は明るく開けた南向きになりますが私が今一番に「奈良の味わい」についておすすめする場所といえば「雑踏の真裏」、いわゆる「春日山原始林」です。
私は原生林歩きは嫌いではなく、かつては富士の樹海を歩きましたが、そちらでのトラブル含めての色々はブログにて記していたと思いますので割愛。
また「春日山の裏に原始林」が広がっているなどと記してもイマイチ、ピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが、ハッキリ言って富士樹海と同等以上の「リスキーな森」です。
私の「おすすめ」ではあるものの、当然に危険を伴いますので散策はあくまでも自己の注意と管理について十分に考慮願います(奈良県のサイト)。
こちらの原生林は今は新若草山ドライブウェイが走っていますので苦労せずに車である程度は行くことができます。
スペースを探して停車させて歩きます。
本来ならハイキングコースを下から上がって来るのがベストなのでしょうが、私のような遠方から来た横着者はそれはムリ。
またその「下から上がるは」どうしても雑踏を抜けるというイメージがありますしこのドライブウェイはそもそも営業時間があってそれが朝の8時からというところ。
よって毎度朝6時には先方着到を目標とする私にはそのドライブウェイを正攻法で行くこともこれは無理。
たまたまこれはイケると見つけたコースが一昔前にあった柳生(疱瘡地蔵と徳政碑)街道(滝坂)に通じる現在の「峠茶屋」(場所はこちら)を目標にするコースです。
茶屋の手前あたりから林道の如くで不安になりますがそのドライブウェイに合流することができます。
合流して左折、高円山方向に約1㎞も行くと左側に駐車スペースがありますがそちらに「地獄谷石窟仏」の看板が見えます。
こちらがこの山で一番のお奨め歴史遺構ですね。
何より修学旅行生や外国語の飛び交う混雑の中に押し出されるように見物することを余儀なくされる観光地とは違ってまずはこの空気を独占することができます。
その時もどなたともすれ違うことはありませんでした。
そう意味からもベストなチョイスですが、仏たちのお出迎えに最近滅多にない感動を提供してくれます。
不届き者の出現もありうるワケで⑧⑨の如く金網で囲われています。
⑥⑦画像の如く倒木アリ、滑りやすい崖アリの難所。
尻腰が弱い方はキツイかも。
お寺の遠足は当然その選択肢にありません。
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