先般参院選期日前投票に息子が相良に舞い戻った際(別件個人的要件も重なりましたが)、「比例はどうする?」などという未だかつてなかった言葉が彼の口から飛び出しました。
私もそんな頃といえば選挙なんぞ「知ったこっちゃあない」というのが心情でしたので、その時は天と地がひっくり返りそう、まったく驚かされました。
そして続けざまに『オレは<れいわ>にする・・・』の言でさらに驚き。
彼が小学校の頃、休みの日といえば「親子でクライミング」、と「壁」に取り付かせていましたがたまたま放映していた山本太郎出演のNHKのテレビドラマ「氷壁」(井上靖原作)を視聴し息子はそのドラマに結構夢中になっていたことを思い出します。
彼はあいにくとかなりの臆病者で高いところはまったくダメでしたが。
その「れいわ」に関しては「驚き桃の木山椒の木」で口を開けてそれを聞いたのでしたが「知らないの? オッサンにはわからないかも知れないけど・・・」と。
その「れいわ」は若い世代から結構支持を集めていることを話していました。
私も障害者を国会に送り出す事について「悪くない」と思いましたし、考えてみればスゴイ事かと納得させられました。
ハッとさせられましたね。
だいたい今の永田町は「健常者のための健常者による政」(時に勝ち組による勝ち組の・・・)という感は否めないところはわかっていましたし、その投票行動は「それはおかしい」と一石を投じることに繋がるかも知れませんね。
結果重度の障害を持つお二人が当選し昨日晴れて登院したワケですが世界に胸を張れるような比類なき快挙だと思う次第です。
まぁ議事堂改修と制度の補完という課題が出てきたのですが、この流れは一過性でなく、社会全体に大きく広げて欲しいと思うところです。
以前勤めた会社では軽度の障害者雇用の窓口があって、私もその方たちと一所させていただいた経験がありますが、この社会はまだまだ給与面、制度の充実が未熟ですね。
介助者の必要な重度の障害者雇用機会については「どうする?」という課題も残ります。
どうしても私たちは「我が身のこと」をベースに考えがち。
ここで一つ相手様の立場に立って考えるという思考が身に付くということもあってこの件、人間世界にとってはありがたい傾向と思ったところです。
障害のあるなし関係なく就業の機会をくまなく提供できる社会はすばらしい。
「経営効率」「生産性重視」を追いかける企業経営者にとっては大いなる悩みとなるでしょうね。一歩立ち止まって頭を冷やしてお考えいただく頃合いかも知れません。
息子に教わりました。
さて、昨日記した藤生(ふぢう)道。
馬場美濃が首を差し出したという地ですが、それより少しばかり
か川下、T字路交差点の山側に馬場美濃と彼の墓があります。
鮎滝なる地(場所はこちら)になります。
後世有志の方たちが建てたものですが、馬場一族の男子たちもこちら橋詰殿戦地にて絶命していると聞きます。
看板の信長の評価「手前働、無比類」が光っていました。
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