昨日のニュースでなるほどねと思ったのは今年1月の段階ですでに景気の下降局面に入っていた・・・ということと静岡県が「移住したい県」の第2位になったという件。
前者はやれやれ感満載の「なるほど」でした。
「なんとか景気」バリにお調子をこいていたようですが、統計数字のウソ八百に合点、コレで消費税アップするつもり・・・?というのが国民の切なる声でしょう。
二つ目のニュースは地元愛。静岡県はすばらしいと勝手に「裏付けた」と納得したニュースでした。
地方移住を希望する首都圏に住む人などにアンケートした結果です。1位長野県に次いでの2位。
ちなみに3位以下北海道、山梨県、新潟県のベスト5。
自然が豊かなうえ温暖、交通の便がいい東海道が走り首都圏にも比較的近いというのが上位選出の理由でしょう。
しつこく記しますがベスト5のうち静岡以外の地はざっと見寒そう、降雪もかなりありますね。雪下ろしも大変そう。
私が住まう牧之原市は雪など殆ど降りませんし積もりもしませんね。移住するには最適な場所ですよ。
さて、仙千代(十歳)の甲州行きに同伴した者たちのうち虎之助(十三歳)という同世代の守役がいました。
そうは言っても奥平家分家筋からの招聘で、萩奥平家(現豊川市萩町)の奥平周防守勝次の次男となります。
ここでも思いますがどこの「家」でも長男温存の世の中、次男三男と生まれてくることの辛さが思い知られます。
長子のいざという時のスペアでお鉢がまわることもあり得ますが、人質に出される心配がなかったにしろ宗家には居場所がありません。大身の家から家臣の養子に入ることなどできませんので、今川義元にしろ足利義教などは坊さんとして寺に入っていました。
その仙千代と命運をともにした虎之助の墓と伝わる石塔も仙千代の石塔の近くにあります。
長篠から鳳来寺参道方向への県道32号(伊那街道)沿い左に曲がる万寿(まんぜ)坂と呼ばれる坂となります。
その坂を上ってしばらく行った所に以前記した空中阿弥陀三尊石仏がありました。
こちらの坂が旧の街道筋になりますが(場所はこちら)「砦」なる字名はなんとも興味をそそります。
その県道を坂を左見て少し行ったところにT字路があります。
そちらを右に行けば利修仙人足湯、左に行けば鳳来寺参道交差点(仙千代墓)となります。
坂の手前には新城市消防署鳳来支所がありますのでそちらがポイント。鋭角に左折しますがその坂の手前にはしっかりと標識があります。
要はその標識の真上ということになりますが、問題は私有地を通過するということ。
車を入れようとしても既に他人様の庭先ということですね。
しっかりと参詣の旨を申して許可を得てください。
地元では万寿の観音様というのが通称のようです。
仙千代に同行した奥平家家臣に黒屋甚九郎重吉なる人がいましたがその黒屋家の先祖菩提が祀られていたともいいます。
③画像許可を得たら登攀路を指示していただきましょう。
この籔のトップに石塔がありますが当初のものでしょうか石垣が見えます。
宝篋印塔は江戸期以降のもので顕彰碑の部類でしょう。
並べられた石塔のうちどちらが虎之助かの詳細は不明です。
「観音様」がどちらなのかも。
家型の石龕(せきがん)あるいは石櫃(せきひつ)?の形はこの地区でよく見られるタイプです。
開けて中を確認するまでは及びませんでした。
不明ばかりというのは早い段階でこの墓域を継承する者が不在となったということでしょう。
最後の画像が上記「砦」周辺をふらついた時に見かけた古い看板。念のためその後方の山道も歩きましたが、紛らわしくも更新された古い看板を置いてあるだけだったよう。
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