これまでの視聴者を無視した冒険としかいいようのないよう思える大河ドラマ。視聴率は低迷していると聞きます。
大河ドラマといえば歴史に登場する教科書的著名人にスポットを当てるというのが定番ですが、さすがにそういった視聴者の期待というものは放送局の企画の段階で蹴飛ばしてしまったようです。
先日も法事のお斎で「この間のファミリーヒストリーで~」などと地元相良ネタをと思ったのでしたが一同チンプンカンプン。まったくそのフリは通じませんでした。
要はみなさん普段テレビなど視ていないということ。
坊さんの私がテレビネタを振り回して、御一同に「?」の顔をされてしまうのは少々恥ずかしいことでした。
たくさんの「やることなすこと」に迫られ、テレビ視聴よりも日常もっと魅力的なお楽しみを抱えているみなさんは番組内容を期待から「外せば」「寄りつかない」ということが認識できました。
これまでの既成概念というものからすればまったくの筋違いといえばそうでした。
如何にもアレは政治に忖度したようなドラマネタを採用してしまいましたね。
結果論ですが「フツーに」歴史ものにしていたら、多少好みが違ったにしろ今のように冒頭の部分すら見たことがないということはなかったでしょうね。
チャキチャキの大河歴史ファンという層も存在していますのでそういう皆さんの志向を裏切ったことはそうなる(視聴率低迷)べくして・・・の感があります。
日曜夜の習慣をぶっ壊すに至ってしまったら・・・一旦離れたファンを巻き戻すのも大変でしょうね。
無茶しすぎだったかもNHKさん。
オリンピックを盛り上げようという意図はわかりますが、そればっかしが一義と考え、大衆の風潮であるものとして事に当たるというのはあまり感心できませんね。
私は次、期待していますが。既に「次」なのです。
さて、本日もこのブログのオーソドックス、石塔を。
我が家では道端の石塔、摩崖仏の類を車両走行中に瞬時に判別して反応することを「静態視力に長けている」などといって悦に入っていますが(そんなものは無いかも)隣に座す者に聞けば大抵は「まったく気が付かなかった」と言いますのでまんざらその対象物に対しての私の反応は「悪くない」のかと思います。
岡崎市の桜形という地になりますが、国道とは言いながらも林道に毛が生えたような道沿い、集落にかかる下り坂にそれらはありました。
室町期は余裕でしょう、宝篋印塔たちがお出迎えしてくれました。
道路の側壇上に整列させられていましたがもともとこの道沿いにあったものでしょうね。ただし詳細不明です。
カビの生え具合から相輪部分欠損箇所を五輪塔パーツによる後補時期も古く感じます(場所はこちら)。
しかし陽当たりの良い場所でこれほどまでにカビが成長できるかという疑問も残ります。
街区の入り口に「七人の侍」ではありませんが、日本人の大好きな「七基」の墓が並ぶというのも意味深で想像を巡らせます。
外敵の襲来を迎え撃ち、討死していった・・・などとです。
コメントをお書きください