このところの暖かさを楽しんでいます。
本当に風が無い遠州は心地よい。
一昨日お話した90歳を超えて尚頭脳明晰な方がいうには「この時期この暖かさは気持ちが悪い」と。
「これが温暖化ってヤツなんでしょうかねぇ・・・」と言って別れました。
長きにわたって日本のお茶の間に報道され続けていた米カリフォルニア州山火事が25日に鎮火したと発表がありました。
発生が8日といいますから私ども日本人の想像を超えています。死者は現状85人で行方不明者がまだ多くいて増えてしまう可能性もあります。
なんと焼失住宅の数が14000棟にのぼりますので、その火事とはいったいどんなスケールのものかと素人は考えてしまいます。
人類は時として天災というものに見舞われてきた歴史の一面がありますが、少なくとも山火事であれだけの被災というものは日本においては無いのではないでしょうか。
カリフォルニア州特有の災難で、実は居住者も内心その恐怖は頭の片隅に置いているはずですね。
私どもがいつ酷い揺れに見舞われ家屋が倒壊し、津波に飲み込まれるという図を想像するのと同じでしょう。
ということで火事はあの地特有の気象と立地に限ります。
たびたびその地の山火事発生の報はかねてからありましたね。
ただしこれほどの激しい山火事に関しては初めてだったような気がします。
これも温暖化の影響かと頭をよぎりますが、当のアメリカ大統領殿は「温暖化なんてフェイク」と言い放っているのですから。
あとから修正の発言をしていましたが当初は「カリフォルニア州の山火事対応の怠慢のせい」とも罵っていました。
自然災害も大統領殿の奇妙なコメントもやることなすことみんな「半端じゃない アメリカ」という感じ・・・
さて、「奇妙な、清河八郎」の浪士組について記しました。
その浪士組(文久三年1863 結成目的当初は将軍徳川家茂上洛警護のため)の分裂は幕末の混乱を物語っていますが先般拙ブログではその取締役として清河八郎のほか山岡鉄舟はじめ石坂周造、松岡万などの名を挙げていました。
しかしそもそものその浪士組の主導的というか幕府から息のかかった首班としてあったのが鵜殿長鋭(のちに号を「鳩翁」)でした。
彼は元は幕府中枢に居た当時最前線で折衝するの外交官。
「安政の大獄」(安政五年1858)の流れで左遷、駿府町奉行に配されて隠居していたところを浪士組の取締役としてそれをまとめるという役に就いたということですね。
要は悪い籤を引かされたということでしょう。
会の分裂の憂き目に見舞われて早々に職を離れて駿府へ。
当地にて明治を迎えて病没しています。
画像は駿府城北にある本要寺(場所はこちら)にある彼の墓。
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