最近、冬場に風呂場で亡くなる方の件をよく耳にするあまり「酒を飲んだら特に風呂は気を付けて・・・」(入浴時CPA-心肺停止)
などと機を見てその危うさについて身近な方におせっかいをやいていますがこのリスクは「私の事」でもありますから。
私同様に飲酒の習慣のない先代(父)にあっても風呂場で倒れています。心筋梗塞です。
ということで当家で「風呂場は怖い」イメージは当然のことではありますが、それとは逆に冬こそ風呂へは毎日入るべきというデータもあります。
それが「毎日の入浴習慣がある人は要介護になりにくい」というものです。なるほどと思いましたね。
齢を重ねていくと風呂に入ることが面倒になるようで、段々とその間隔が広がっていく現実を周辺見てきました。
そもそも今の高齢者世代というものは戦前生まれ、昭和一桁から十年代の方たちですが、かつてそれら皆さんの若き時代は今のように水事情がよろしくありませんから風呂に毎日入るという習慣はあり得なかったでしょう。
私の家でも「今日お風呂、沸かす?」などの問いかけが母からありました。小田原時代は道の蛇口をひねれば水は簡単に風呂に溜めることができましたが、風呂の外から薪をくべて「沸かす」という一大作業が必ずありました。
後に湯沸かし器の導入もあって大分ラクになりましたが今のようにお湯をじゃぶじゃぷに使える環境にはありませんでしたからね。よってそもそも毎日風呂に入るという習慣はなかったのでした。
しかし今となれば一日の終わりに風呂の中に飛び込んで疲れを癒すということは当然の習慣となっています。
そこで私が見かけたデータは「週7回以上お風呂に浸かる習慣があるグループは、そうでないグループに比べて、自立度が1.85倍高かった」そう。
入浴によって心身ともにリラックスすることは当然ですが「幸福度」アップもあるとのこと。
一時半身浴ブームというのがありましたが「全身浴で10分」がベストといいますね。
ただし冬季の脱衣場の寒さ(血圧上昇)対策と入浴前の水分補給についてはケアする必要はありますね。
入浴は健康維持と健康寿命に欠かせないことは確実ですがその導入方法は間違えてはいけませんね。
面倒がらずいづれの時も注意すること不可欠です。
伝通院は「伝通院殿光岳蓉誉智光」・・・於大の方から始まる将軍家菩提寺ですが、墓域を散策すれば江戸期大名クラスの石塔がまたぞろ並びます。
以前知恩院墓域の千姫の墓を記しましたがこちら伝通院にも墓塔が建っています。知恩院の方が分骨によって建てられたものでした。
影がかかって判読しにくいですが・・・「天樹院殿栄譽源法松山禅定尼」。
慕われる人は墓が多数できるのかも。
舎利のように遺骨の取り合いの如くになるかも知れません。
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