以前お医者のお話で「人体は腐りにくくなった」ということがあったのを思い出しました。
ありとあらゆる防腐剤を体に蓄積してきたということですね。
葬儀社は夏場でなくとも亡き人のお腹の上にドライアイスを置き、式まで時間があれば頻繁にそれを取り換えに来ることは承知していましたが、ひょっとすればその件、過剰なサービスだったのかも。
私もこの世界に入って、夏場の枕経にて失礼ながら「腐臭」など感じたことはありません。
だいたい香を焚くという行為は「仏になったかならないか」(勿論当流にはそのようなタイミングを区切る何かはありません)ではなく殆ど古来から「消臭」の役目でしたから。
ちなみに香花の樒(しきみ)や墓地の結界に植える彼岸花は動物除けでした。その毒性を期待したものですね。
「マイクロプラスチック」による海洋汚染について拙ブログでも何度か触れていますが、それはプラスチックのストローやレジ袋、ペットボトルどころの騒ぎではないというところを頭に入れておかなくてはなりません。指摘を受けてなるほどと思ったのが洗顔剤歯磨き、化粧品に使用されているスクラブやマイクロビーズなどもそうです。
ちなみに「花王」のサイトには既に代替品を導入しているとのこと。直接下水道に流して海に流れるものですからそれら特にイケませんね。
またノニルフェノールなる有機化合物はプラスチックやゴム製品の劣化・腐食を防止するなどの添加剤ですが、そのような添加物も海洋生物が摂取、結局は私たち人間がそれらを口にして発癌や未知なる病の発病につながるのでしょう。
人体が「腐敗」しなくなった件、その「環境ホルモン」(「沈黙の春」)としても人への加害の疑いのあるノニルフェノール+αのプラ類を減らしていく心構えが不可欠です。
取りあえずまた目に見えるところ、年間使用300億枚のレジ袋、200億本以上のペットボトルを何とかしなくては。
このままだと20年後の海は今の10倍プラで汚染されるといいますので。
さて、ここのところ伝通院について記してきましたがその「伝通院」の名称は家康の母親、「於大の方」の法名「伝通院殿光岳蓉誉智光」からでした。
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