ピークアウトなどとんでもない。
のたうち回りの朝としては最悪の日でした。
昨朝はあの奥方の呼吸困難のメカニズムというものを身をもって体現させていただきました。
気管支炎の咳の連続は生体の防御反応であることは了解していますが、「咳が止まらない」ということはどういうことかということですがそれは「息が吸う間がない」ということ。
特に明け方に酷い症状に陥ります。
まずは咳が連続すると同時に鼻づまりが発生します。喉の炎症状態が鼻に派生するのでしょうね。ここで鼻呼吸が遮断されるワケです。
そこへ来て咳が止まらなくなり、どこかのタイミングで息を吸い込まなくてはならなくなるのですが咳と咳の間を見計らって吸い込みます。ところがその吸い込んだ空気が気管支にからむようにむせて、咳が重ねて発生するのです。
吸った空気に対して生体反応としてそれを排除すべく咳が出てしまうということなのですね。
「なるほど」とその呼吸困難のシステムを理解し鼻づまりながらも何とか細かい鼻呼吸を心がけて事なきを得ました。
体力を消耗しヘトヘトになって起床しますが、投薬の連続で胃が荒れていること、血圧が高めになったということが不愉快さ加減に拍車をかけます。
檀家さんの中には気管支を患う方や中には酸素呼吸器を離せない方もいらっしゃいます。そのような苦しみがあったということを知らされました。
私たちのからだは当たり前のように吸いこんだ息を吐き、また再び吸い込んで吐くという不思議の作業を続けていますがこの「あたりまえ」は実は「奇跡」でありその綱渡り的偶然の上に命があることを感じました。
蓮如さんの白骨の御文(五帖-十六)
「ひとつの息ながく絶えぬれば・・・」を思います。
うまい空気が吸えること、それほどの仕合わせはありませんね。
さて、昨日の「大河ドラマ」はちゃんと見ました。
山岡鉄太郎の例の台詞(朝敵徳川慶喜の家来 山岡鉄太郎)もありました。
先週のその晩は苦しんで眠り呆けていましたので再放送をチラッとばかし見ていましたが。
竜馬の近江屋の件、西郷陰謀説を示唆する内容でしたね。
あの竜馬の台詞回しだと竜馬にむしろ好感が持てる内容でした。
昨晩もそうですが、一貫して徳川慶喜悪者という流れからの非戦論の展開のオチとしては「薩長交戦好き」の線。
「錦の御旗」のでっち上げを提示する内容で本当のワルはどちらでしょうというところ。
さすがに河井継之助は出てこないでしょうねぇ。
維新迎合の物語―本当は私的な制裁や権力奪取が目的(河井)―に水を差すものですから。
さて、鉄太郎(鉄舟)の建てた全生庵の本堂の脇に標記「山岡鉄舟居士之賛」の碑が建っています。
題字はあの番組にも台詞の中で出ていました有栖川宮熾仁親王、詩文は勝海舟によります。
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