毎日テレビの報道から伝えられる西日本の水難の映像と犠牲者不明者の夥しい数に驚かされます。
特に二つの川に囲まれた地域に会ってその二つの川の堤の決壊に最大4.8mという深さにまで沈んだ真備町のハザードマップを当地の浸水域を再確認しつつダウンロードしてみました。
すると今回の浸水災害のあった場所とハザードマップにて指摘している浸水域がピッタリ一致しているという妙を感じました。
ハザードマップ恐るべしでしたね。
聞くところによるとこのハザードマップについてあまり流布して欲しくないという人たちがいると聞きます。
それがどうやら不動産売買において「資産価値が下がる」を嫌ってのこととか。
危険地の烙印を押されれば不動産屋としては商売にならないということでしょうし購入してしまった人は不動産価値の棄損となるということですね。
ということはハザードマップで浸水域、土砂崩れの危険エリアが指摘されている場所は購入してはいけない場所となるのですが、それを表に出せないということは「あわよくば他者にそれを掴ませることが意義」ということが推されますので、ひょっとするとそれってトランプの「ババ抜き」?と思った次第です。
山を削った分譲地に建てた家が間もなく流されてしまったという例もありましたが、宅地造成に関しての許可権者として検査する方にも疑念を生じます。
何よりダム放流に関しての告知の件もかなり適当の感があります。
上流にダムのある川の下流域、特に天井川になっている場所も要注意ですね。
「実はダムの水を思い切り放流してました」なんてことを後になって声を大にして言われてもね。
管理者は「放流の告知はしている」とは言うものの家が沈んだ人たちは「聞いてないよ~」の声ばかりでした。
コントのようなバカみたいな話で呆れ果てるばかり。
さて、京都の鴨川もあの時は見た事もないような激流の画像が飛び込んでいました。
河原の中で何カ所か傷んだ場所もあったようですが、京都街区は無事で済んだようでした。
その河原の左大臣といえば源融でした。
以前は六条河原院として東本願寺の飛び地の枳殻邸渉成園について記しましたが、実は現在の五条橋のたもとに彼の屋敷跡の石標が建っています(場所はこちら)。
渉成園の北側、河原町通の西に本塩竈町なる地名が残っていますが、彼の趣味の件(海水を取り寄せての塩づくり)もそうですが屋敷の広さとは一体・・・と思うばかり。
屋敷跡の標識はエノキの大木がありますが、彼の屋敷にあった森の名残だといいます。その向かいには高瀬川が流れていますがそれに架かる橋の名が「えのきはし」。
ちなみに拙寺境内にもエノキの大木がありますがデカくなりすぎてかなり厄介です。
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