伝細川晴元宝篋印塔と借景枯山水 普門寺

「ボーっと生きてんじゃねえよ!」という語が流行っているようです。NHKのクイズ番組で、よる7時のニュースのあとそのままにしていれば自動的に始まっていますから私も黙って視聴。

またいつも「ぼーっと生きている」私ですからそれは叱られても致し方ないところですが、これだけは言っておきます。

時として頭の中をカラにして「ボーっ」とすることは精神衛生上、よろしいことだと思っています。

 

まぁ面白おかしく時に目からうろこの色々を紹介してくれていますが、先日の番組を見て感じたこと。

「ペットボトルに凸凹」の理由についてですがそれは工場充填の際、「飲み物が熱い」からだということがわかりました。体積が膨張するなど容器の耐性を図るものでしょう。

何故に熱くするかと言えば容器内と飲み物の殺菌のため。

オレンジジュースなどもそのためにペットボトルに入れる時は熱く沸かして充填するといいます。

工場では熱いので手袋をして仕分けをしている様子が映っていました。

 

なるほどと思いました。

ただし大いに疑問に思ったのが冷たいままでもまずは溶けだしているだろうと心得ているプラスチックがその温度ではますます溶けだす量が高いのでは・・・と。

ガラス瓶から見た利便性・価格から圧倒的なシェアを誇るようになったプラ容器ですが、その食品容器としての信頼度にはどうしても疑問が残りますね。

 

私はその溶解して体内に侵入したプラ類が成長期の子供たちにとって劣悪なホルモン系の偽信号を送っているように考えますが・・・。昨今の若衆の「誰でもよかった」的「キレる子」がそうです。

意図は違いますがあの番組のおかげでますますプラスチック容器が危険であることを知らされたような気がします。

お茶であっても子供には急須で注いだお茶を勧めましょう。

 

さて、昨日記した高槻の普門寺には隠元が滞留していたこともあり隠元の作ったと言われる石畳の通路があります(昨日画像)。

石材を提供いただければアレと同じものなら作れそう・・・

その石畳をそのまま左方向に行けば重要文化財指定の杮葺きの方丈、そしてその奥には小堀遠州の弟子の玉淵が作ったといわれる「観音補陀落山の庭」なる枯山水が控えています。

滝から流れ出す流れに橋が架かり川となって手前側に広がる図になっています。

 

そちらの奥が普門寺城として残存する土塁がありますが、そちらには細川晴元と伝わる宝篋印塔があります。

相輪欠落はありますが隅飾りの立具合は室町期は文句なく、格狭間から後期桃山の匂いがしますが・・・。

晴元の追善供養塔でしょうか。