京都の息子からはメールで一行「かなり揺れた・・・」でした。
それでも一応は「通常通り」を推察できましたので一安心。
それから西宮の友人にも様子伺いのメールをして「無事」を確認しました。
ブラジル×スイス戦を見終わってうつらうつらしているとテレビがにわかに騒がしくいつもの様相とはちがうように感じて目をやれば、大阪高槻を震源とする「震度6.5弱」の地震が発生したと。そのレベルは観測以来初といいますので準備という意味では意表を突かれたことでしょう。
またその「6.5弱」は私どもの味わった2009年の駿河湾沖地震と同等規模ですのでその地区の人々を襲った「恐怖」については離れた地に居る私にもよくわかりました。
何よりも人命が失われ、多くの人たちに被害が及んだことをお見舞い申し上げます。南無阿弥陀仏、合掌。
そして当山では特別に背の高かったブロック塀について2009年以前に改修していてあの時は何等の被害もありませんでしたからこれもタイミング的にありがたいことだと思い起こした次第です。そのままでしたら間違いなく倒壊したに違いありません。そんな時、どなたかが道路を通過しているところを想像しただけで身の毛がよだちます。
これからの天気は雨天が続きそう。
屋根が傷んだ家屋が見受けられましたが真っ先にブルーシートの需要が考えられます。品薄にならないようお願いしたいものです。尚、拙寺では「その時」に備えて大き目のシートを相当量揃えています。
「有馬-高槻断層帯」なる名称が出てきていますが私のあの辺りの歴史から見る地震事象としては1596年に起こった慶長伏見地震が指月(伏見)城や各寺院等を損壊させたことを思い出します。
北大阪・京都でも歴史を紐解けば実際に大きな地震に見舞われていたのでした。
私はどうしてもあの時(2009年)の本堂棟部分の崩落には酷く苦しめられた思い出(おかげさまで多くの檀家さんにたすけられたのですが)があってあの地震の恐怖とその始末に関してこれは死ぬまで忘れる事はないでしょうし、もう2度とあのどうしようもない空しい状況を味わいたくないですね。
画像からは寺の損傷と墓石等倒壊の画像が流れていましたが他人事とは思えぬ無念の気持ちが沸き上がります。
特に文化財が痛んだ件では大山崎の利休の茶室「待庵」(妙喜庵)の土壁に亀裂が入ったというニュースがありました。
有馬―高槻そしてその延長を淀川を遡るが如く断層が走っている様子を感じますがそうとなればあの辺りは河川の堆積物から構成する地盤というものは良くないでしょうからね(場所はこちら)。
そもそも地理的にこの山崎と大坂の高槻とは「スグ近く」という感じがしました。以前私は高槻城周辺をブラつきましたが。
さて、今年の盂蘭盆会法要は7月が15日の土曜日。
①7月15日(土)午前10時より
②7月15日(土)午後 7時より
そして「8月の法要」が
③8月12日(日)午後 2時
2時30分から「寺ジャズ」です。
寺ジャズは昨年に引き続いて松風鉱一氏。
すでに外部から「今年はいつやるの?」と問い合わせがあったりします。好評でしたからね。
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