いよいよ4年に1度のお楽しみ、サッカーw杯が始まりました。
これからテレビの前から離れられない不健康な日々が憂鬱でもあります。
私の中・高時代のテレビでのサッカー観戦といえば東京12chという「我が道を行く」系の放送局の深夜枠ただひとつという時代でサッカーの「さの字」にさえ触れられることはごく稀な事。時代は変わるに変わったものです。
ご時節柄でもありますが今やどちらの番組においてもその話題にならないことはありませんね。
まぁ当時の日本のサッカー事情とは雲泥の差がありますが・・・。認知度が大いに上がったワケですが、それにしても実力の方はまだまだ二流三流、世界の表舞台への出場という望みはかなったとはいうものの一流どころに肩を並べるには至っていませんね。
一昨晩のサウジ0-5ロシアの試合の前半を見ました。このブログでも記していますがアレでは「アジア枠」についてその昔から言われるテーマが再燃しそうで苦笑いさせられました。
こんな事を言えば失礼ですがあの開幕試合の面白味といえばただ「オープニング、最初の試合」ということだけで、本来のサッカーの醍醐味はこれから控えているということは好きモノたちはお分かりのこと。
よって途中で布団に潜り込んだという始末。あの大差の屈辱試合(サウジ監督)の結果は朝になって知りました。
サウジと言えばアジア予選で日本を散々に苦しめたチームではありましたが、対戦が開催国のロシアではあったもののあの得点差は酷いものです。
そもそも勝者ロシアですらこの世界では一流とは言えない国ですからね。5点差なる大量点を献上したとすれば他の2チームに対しても大迷惑。得失点差が微妙に予選突破に影響しますからね。
これからの対戦をつまらなくしてしまうものでした。
誰が見ても「あんなチーム」(テンションダウン意気消沈で失点を重ねる)を出すシステムがおかしいと思いますよね。
これからサウジがどう変わるかも興味ありますが「アジアはいらね」の雰囲気を世界に与えてしまうような試合でした。
ということで「それならば・・・」欧州の出場枠をもっと増やして欲しいというのがサッカー強国そろいの欧州世界の人情というもの。
殊サッカーとなると実力的に差があるアジア枠を減らすというのが合理的で以前からちらほらと出てきていますね。
ということで他のアジア代表国、「負けっぷり」もあとあとの首を絞めることになりかねません。
サッカーは0-1という最少得点差であっても完勝・完敗の評価が出るくらい試合運びは大事なものですが、あのサウジの5失点は「アジアはw杯に出場するに値しない」を世界に表明したのかも知れません。
0封での敗戦もイメージ悪いですね。そんな中イランの一勝は価値あるものでした。これにより危惧していたアジア勢0勝オール予選敗退の憂き目だけは免れました。
コロンビア戦に日本が同じ轍を踏むのであれば「世界と実力差がひっ迫してきた」の主張は通らないでしょう。
勝ってなんぼの世界ですからね。要はサッカーは得点しなくては勝てないのです。口で何を語ったとしても。
さて、先日来奈良国立博物館のいろいろについて適当な事をブログで記していますがあの博物館のあるあたりというのは、興福寺の宝蔵院があった場所といいます。
興福寺といえば「南都北嶺」と呼ばれる中央からも恐れられる寺社勢力で「泣く子も黙る」地頭の比にならない圧倒的強大寺院ですが、その根拠は
①神仏をバックとし尚、中央貴族の血脈という2つの「正義」
②各地荘園からの上納による強大な経済基盤と寄進
③乱世による流人の受け入れにより兵力確保(僧兵)
戦国期の本願寺も上記と同じように武士勢力と反目(目的は「自由な生き方」・・・)して兵力を確保し尚実戦に至っていましたので「神仏の道として果たして・・・」などという存念には毛頭ありませんが興福寺は武門の中でも特に著名な槍の一流を輩出しています。
それが以前記しました可児才蔵にも伝授されたという宝蔵院流槍術です。
宝蔵院流槍術の祖である宝蔵院覚禅房胤栄は猿沢池に浮かぶ三日月を突き「十文字」を考察したといいます。
彼は僧にあって武門に長けて刀術では地元の柳生との交流が知られています。
槍というアイテムを振り回す時代劇主人公はそうはいませんね。これも昔のテレビ話で恐縮ですが、槍の使い手といえばテレビ時代劇「三匹の侍」、長門勇を思い出します。白黒テレビでした。
宝蔵院流槍術の碑は奈良国立博物館の別館「仏像館」のすぐ裏側(道路側)にあります。そちらから南側の芝の上には宝蔵院の井戸の跡といわれる六角形の石の枠も見ることができます。
宝蔵院はお決まりのコース、明治の愚策「廃仏毀釈」の嵐の中、消滅しています。
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omachi (土曜日, 16 6月 2018 12:54)
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。