先般の春の法要の私のお話は脱線ばかりの思い付きが主でしたが自動車免許証の返上について、なまじっか返却してしまったための悲劇について触れました。
返却後、そのことを忘れてしまって何となく運転し、死亡事故を起こした結果についてです。
勿論「無免許運転」扱いになって「保険などきかない」ということになりますよ・・・。
といったところですが次に「自転車」に話が飛びました。
齢を重ねると自転車から転んでケガをするケースが増えますが、私が申し上げたのは加害者になった時のこと。
その件、加害者は比較的若い人たちに多いものです。彼らが引き起こす事故と損害賠償請求の事案として目に触れることとが多いですが、私たちにおいても一旦自転車に乗れば十分に加害者になり得ることに触れました。
先般、イヤホン+スマホ+飲み物持ちといういで立ちで電動自転車を走らせて年配者に衝突して死亡に至らしめた女学生がいましたが、想像するに半端ではない慰謝料の請求額が想定できます。
勿論刑事事件であることも言うまでもないこと。
自転車操縦の責任についてです。
死亡事案でなく後遺障害で9500万円という数字も聞き及びますからね。ちなみにその件加害者は小学校5年生。両親の責任となりましょう。
その対応としてやはり「自転車保険」に入ることをお勧めしたというわけです。
3000円程度で最高1億の対人賠償が補完できるのですからそれをケチる理由はありませんね。
無保険はすべてが不幸になります。
さて、相良あたりでのお巡りさんの評判はあまりイイ評価を聞きませんが、それは
①忍者の如く電信柱や街区の角に「隠れ」交通違反切符を切る
②比較的対象者は年配者・女性がターゲット
卑怯の如く「待ち伏せ」をしての「弱い者虐め」であって点数稼ぎを連想するその有り様についてはその関係者家族以外の人たちから見れば「不信」そのもので同情などできません。
ということであまり関わりたくない(その意味からして交通安全を心がけるという方向にはなるのでしょうが)職業の方たちではあります。
各聞こえてくる彼らの不祥事に関してはその体制に「様を見ろ」とは言わないものの「どうなってんのかしら?」とはよく・・・。
ただし私ども人間というものに完璧はあり得ませんのでお巡りさんだけに六道輪廻中の「人間」に溢れんばかりに備わった各種煩悩を「滅すべき」とは思いません。
失敗だらけの私がミス、失策に対して「とんでもないことである」とは言える立場にありませんし・・・。
ところが一昨日から昨日にかけての彼ら自らもそう思ったであろう不祥事に関しては私は別に多様な意味で考えさせられてしまいました。
たまたま私はあの晩は息子と愛荘町の宿に投宿していて、宿のテレビで河瀬駅前交番の事件を知りました。
私は京都の宿も使用する場合もありますが、最近は殆どその愛荘町付近がお気に入りです。
お気軽な価格で時に満員の際もありますが、宿泊はこの付近と決めています。
また「明日は河瀬の法蔵寺へ」と予定をたてていたところにそのニュースが飛び込んできました。
丁度シャワーに入る段になって息子が「下着を忘れたので買いに行く」と言い出しましたので問答無用で「ヤメロ!!」と却下しました。
そこで彼はブツブツいいながらも手洗いにてそれを乾かしていました。
初期の情報では「警察官を撃って鉄砲を持った犯人が逃走中」ということで警察が血眼になって追っているという様でしたから、「面倒は御免だ」と一喝したのでした。
「近隣」の事で犯人が「警察官で19歳」を知ったのが夜寝る前。
乗り捨てたパトカーが目賀田(またはこちらまたはこちら)の田んぼだったとのことで付近に拳銃を捨てていたことが分かったのは翌朝になってからでした。
目賀田の部落など8号線や旧中山道にぶつかる幹線道が通っている場所で名神高速方面とを結ぶ私の幹線路です。
朝からヘリコプターが飛び回っていましたが、私は朝の散歩に表記「獅子吼山法蔵寺」(場所はこちら)に行く予定をしていましたのでその河瀬駅前を通過しました。
法蔵寺は河瀬駅前から一直線の場所にありますので起点は河瀬駅だったのです。
8号線から直接行くよりも駅からがわかりやすくてベスト。
幼稚園の裏になります。
「河瀬と川瀬」の両方の地名の字、『「耳」は同じで字が違う』の例を楽しみたかった場所でもあります。
私はあの晩ずっと考えてしまいました。
鉄砲を片手に現れたとしたら「さぁどうする」というのも勿論ありましたが、とにかく上司を「撃ち殺して逃げた」と聞けば前代未聞の「凶悪」という活字が先行するのは当たり前です。しかし「その子」は何せ19歳。
私の息よりも2つも若い。
ハッキリ言って「子供」、「ガキ」です。
何が故にそうなってしまったのか・・・私は逃げている彼が私の息子とオーバーラップしてしまい、被害者には申し訳ないことですがつい彼の事、彼の人生、彼の両親のことそして「人の心とは・・・」等いろいろを想像して眠れなくなりました。
彼は上司に「罵倒されたから」とその凶行に及んだと告げているようですが、子供に強く叱りつける事など私はしょっちゅうのことですし、彼は普段から「穏やかで怒ったことがない」ような好印象漂う子だったよう。
今言う「パワハラ」の如き叱責があってのことだったのでしょうか・・・。
叱られ慣れていなかった少年が大人になりきれないまま警察官になったのでしょうか・・・。色々考えてしまいました。
すべてが「勿体ない」の一言です。
コメントをお書きください
小山昭治 (金曜日, 13 4月 2018 15:47)
どんな罵倒する言葉を言われたか知りませんが、人を殺すと言うことがびっくりです。
今の若い人に言える「切れる」なのでしょうか。
BSへ小学生から入っていた女子が大学を卒業し、おまわりさんになりました。
こんなニュースを聞くたびに「あいつは大丈夫だろうか?」と心配になります。
「暴れる人に対しては後ろに隠れていろよ」「前に出るなよ」
150センチ無い身長で制服も特注だとか。バイクの免許も取得したそうで
倒れたバイクを起すことができたのか・・・
あの警察官も希望を持って警察官になったのに、どうしたのか。
殺された警察官の家族や、殺した警察官の家族の事を考えると切なくなります。
札幌での自転車のひき逃げ事件も逃げた自転車を悪く言っていますが
道路に飛び出した子どもは悪く報道されません。
マスコミも冷静に平等に報道してもらいたいものです。
今井 一光 (金曜日, 13 4月 2018 20:11)
ありがとうございます。
考えれば考えるほど意味不明、理解困難になりますね。
「怒り」は基本、感情を抑えきれない衝動発奮なのですが、その感情の動きは
子供の頃、模倣から培っていくのだと思います。
そういう意味からするとやはり怒りに満ちてバーチャルなゲーム世界の殺生に慣れきった子供達は気の毒と言わざるを得ませんね。