人多すぎ こわいもの見たさ 龍安寺と仁和寺名宝展

昨日は春の法要の前日準備のためご一同様にお集まりいただきました。

夜間の風雨の予報のため幕を張ることはやめてテントはとりあえずフレームのみ。

朝方に気合を入れてテントを完成させようという算段です。

ただし早朝の段階で雨があがっているということが前提のお話。

信じられないような晴れ続きに、これはそろそろ・・・と思っていればズバリ大当たり。なるようにしかなりませんね。

無理もしなければ無理なお願いもしたくありません。

 

それにしても「これはヤバイ傾向?」と感じたのは毎年「春の法要」の際に行う念珠授与式。

新生児そしてご結婚のペアにお念珠と記念品を贈呈していますが、今年は何故か子供達が激減。

2014年からの推移を記せば20人→9人→12人→そして去年が18人だったところ今年はなんと4人ですからね。

世に叫ばれている「少子化」の流れなのでしょうか。

もしこの調子であったならば・・・すべてにおいての危機が迫っているということでしょう。人が少なくなるということはシステム全体が回らないということですからね。

 

さて、先般京都に所用にて向いましたが、朝早く到着して午前中山歩きをしました。

私が歩く場所といえば山城か墓場が主ですがその際は龍安寺の裏山をうろつこうという趣旨でした。

いつものスマホ万歩計は午前中だけで20000歩を超えていましたがそれでも先日の4階建てエレベーター無しの引っ越しの際の数値には満たないものでした。それにしてもあの引っ越しは私の運動不足を解消、尻腰を強くしてくれました。

 

山中では数組の年配者とすれ違いましたがみなさん転ばぬ先の・・・ステッキ等を手に軽やかな足取りでした。

するとちょいと若めでスマホ地図を見ながらの3人組に出くわしたのですが、彼らがまさかの中華系の人たちであることがわかりました。山ですれ違えば必ず声を掛けますので・・・言葉が通じません。

「よくもまぁ」とこのような場所に観光で踏み込んでくるものかとその度胸に感心したものです。

京都の中学校修学旅行レベルで趣向される寺院等のごった返す外国人たちの件、よく承知していますが、私はするとあそこいらはどうなっているのだと「こわいもの見たさ」で仁和寺と龍安寺を覗いてみることにしました。

尚両寺院とも近接して徒歩で十分に行ける距離です。

 

龍安寺の裏山に登るには拝観料500円は不要(いずれブログにて)ですが、チケット販売所あたりまで行って様子うかがいを。

その日は午前9時頃だったせいか修学旅行の書生さんたちは見られずざっと9割方が外国からのお客さん。

やはり日本人を探すのが困難の様。

そして一見して中華系は少なく殆どが欧州系の様でした。

花々が咲き乱れみなさん懸命にカメラに「色々」を収めていました。まぁ外国の観光客を誘引できる施設ということです。

境内土産店も結構な効果がありましょう。

しかしあの石庭に何を感じるのか・・・それを伺ってみたくもなりました。

 

11時過ぎの仁和寺は強烈でした。

桜とミツバツツジが満開でまさに人だらけ。

やはり日本人は2~3割くらいでしょうか。

これは圧倒的に中華系の観光客が多いということと日本人との判別ができないからですね。

スマホの自撮り棒と妙なサングラスのいでたちから推測します。

人混みもあそこまで来ると早々に退散したくなるのですが仁和寺境内でもまったくもって空いている場所がありました。

 

仁和寺霊宝館の春季名宝展(4/1~5/27)500円が開催中です。

阿弥陀三尊像(③パンフレットが阿弥陀如来坐像)の阿弥陀さんの御尊顔を拝せば来た甲斐があったというもの。

このお寺に江戸期とはいえ「阿弥陀経」が陳列されていたことには驚きました。

 

画像⑯が仁和寺駐車場。駐車場渋滞の状況。⑰が龍安寺の駐車場。どちらも満車です。

 

桜とツツジの桃色は圧巻です。

特に仁和寺のツツジは凄すぎます。

あの風景を独り占めできたら最高でしょうね。