温泉自動販売機の併設は特筆もの 利修足湯

昨日は刀剣研師の某氏と夜間の会食。

久し振りの機会を楽しみに自宅までお迎え。酒宴の場合は私は運転手です。

すると第一声「終活」で自分の集めた刀をすべて売り払ったと。

一瞬、自分には声を掛けてくれなかったんだという残念な気持ちもありましたが、Nさんの日本刀への目は厳しいものがあって、保有ともなれば重要刀剣以上のものだらけです。

いくら最盛期より半額以下に相場が下落しているといえども私の小遣いレベルで手が届く代物ではないですからね。

 

すべて売り払って気分爽快となっていたところに1本どうしても気になる刀の出物があって何故かついそれを買ってしまったそう。その気持ち、わかるような気がします。

 

江戸期の「西方(菊川)住」の鉄砲鍛冶の作の鉄砲をかつて50万円で購入したという人を父に持つ石屋さんと同座しましたが、その人はその鉄砲を50万円以上で手放したいと。するとN氏は「どこにアレを50万で買う人(バカ)がいるものか」と罵るように話したため私が「じゃあいくらで売る?」と問い詰めるも(私は30万円の声を期待しましたが)「勘弁してくれ」でした。

 

銘に田沼家を推測する「意」という字が刻まれているということと、三河から成瀬藤蔵正義とその奥方が初めてやってきて落ち着いた場所がその「西方」ということもあり私としては面白い品物であると踏んだのでした。

 

さて、先日記したネコの避寒地、湯谷の利修足湯(昨日)には温泉の自動販売機があります。1コイン100円でなんと200ℓ。

普通に風呂一杯分ですが、コレが手に入れることができれば自宅が温泉に早変わり。

問題は軽トラに大型タンクを設置してここまで来たとしても帰りは200㎏の積載。無茶苦茶に疲れる帰路となりましょう。

こちら専門のタンクローリーを購入して流行りの日帰り銭湯の開業は・・・などと考えましたが、コストは莫大で利益が出るまでかなりの年月がかかりそう。

地道に時々来ては足湯で帰るのが身の丈に合っていますね。

 

当地には「子生まれ温泉」なる施設がありますが、資本関係は外の企業に変わっていますので立地便利な海岸寄りの市街地にそういった施設が出来たとしても問題はない(遠慮することはない)でしょうからね。

 

私はそちらの温泉の味をみようと、一口飲んでみましたが、うっすら塩味でミネラル分の豊富さ?を感じました。

沸かし湯であったとしても十分「子生まれ」に対抗できるでしょうが・・・問題は搬送と加温でした。

 

噂では某女優さんがこの温泉がお気に入りとのことで、こちらの販売機で購入したお湯を自宅まで運んでもらっているようです。

 

③④の建屋が販売機になっていてドアを開けるとコイン投入口が出現、外側に繋がったホースからお湯が出てきます。