一昨日早朝メールが入りました。
テレビ放映がある(かもしれない)のならば「檀家さんに回文を回すのが親切」との御指摘でした。
私も奥方も、ちょいとテレビ局が来られて撮影していったので、とか放映の予定を告げられたからといって「そこまでやる必要は・・・」と思っていましたのでそれは少々驚きでした。
一応は「かもしれない」程度で境内に掲示し、当ブログで少しばかり触れさせていただくくらいでしたがまさか「回文」とは考えていませんでした。
というのはテレビ局というものはあくまでも「予定は未定」なのです。その手の予定というものはしばしば変更されることは日常茶飯事のこと。
特にカメラとマイクが向けられたからといってオンエアされると思うのはまったくの誤解ですね。
まず大抵が編集されてボツになるということは普通にありますから。
私が以前某放送局での番組の収録時間は2時間程度あったように思いますが、たまたま「出演」したのは何カットかはあったものの「出た」のはほんの数秒です。
ご一緒された他の方たちで殆ど顔を出さなかった方もいたほどです。
そんな折り「出るぞ出るぞ」と言い触らすことは甚だみっともないことですからね。またその「出るぞ出るぞ」の件はここやかしこで耳にしてその実際たるやまったく大したことがなかったなどという評価がされていることがままあることでした。
ところがここで私が敢えてその番組について記すのは・・・
メールがあった一昨日、「指摘があったからには」と尻腰をあげて少々早いとは思いましたが4月の「春の法要と寺楽市」の総代・世話人会の招集と5月の京都奈良方面バス遠足の募集にかこつけてその放送日を回文することにしたからです。
何しろ時間の制約がありましたので近隣の檀家さん世話人さんに絞り奥方を付き合わせ殆ど半日をかけて相良・榛原・浜岡を回りました。
すると昨日、局の方より静岡地区の放送日が1日前倒し(本日16日18時10分~)に変更になったとの報せ。
一昨日の大慌て振りが徒労に終わって尚、却ってウソの情報を流してしまったことになった結末。
奥方からは「だから※✖▲・・・でしょ」と苦言の嵐。大いに苦虫を潰した感。
まったくトホホというところですが、もはやどうにもならず・・・今は「知るものか・・・」と開き直っています。
せめて後にズレてくれればよかったのですが。きっとクレームの嵐が来ますね。
上映会でもやりましょうか・・・
既報の通り愛知・三重・岐阜の三県は犬山の檀家さんからの情報によれば15日に放映されていたようでした。
ちらっと聞いたところによると内容はその回文を要請してきた鈴木氏が「一番映っていた」といいますので、今更ですが「なるほど確信があったのだなぁ」と合点したところでした。
さて「京鹿子娘道成寺」の「鐘に恨みは数々ござる」以下「時の鐘の情趣」の部分を昨日記しましたが、その後に続く歌詞に
「どうでも女子は悪性者、都育は蓮葉なものぢやへ」
があります。「煩悩菩提の撞木町」の前の部分です。
そして
「ふつつり悋気せまいぞと
矯んで見ても情けなや 女子には何がなる」
歌詞カードを見るのは楽しいものですがそもそもこの演目は女子(おなご)の「恨み」(自己の煩悩と時の流れの無常への)を例の「鐘」に向かってぶつけていくというものです。よって女子の煩悩各種を独特の言い回しと言葉で明かしていきます。
その言葉のうち「蓮葉と悋気」について。
これは一言で言って「浮気な心」のことでしょう。
ただしここでいう「浮気」とは今、広く下世話でいう類のものとは多少異にして単純に「うわっついた心」のこと。
そしてどちらも時代劇中によく出てくる語ですね。
各ググっていただければと思いますが「悋気」(りんき)についてはたしか前回の大河ドラマの劇中でも使用されていたかと。
そして「蓮葉」については知っている人は知っているその手の言葉ではありますが、私はその単語を女の子の名前で見たことがあります。
なるほど「蓮」は男の子の名前に採用されることながらく1番を誇るほど断トツ人気のある字ではありますし、「葉」という文字も最近は女の子の名に使用されている例を多く見ます。
ではその「蓮」と「葉」をくっつけて合体、「蓮葉」とすると一体どうなるか・・・コレは昔からこの文字「とんだ尻軽女(はすっぱ)」という意味になるのですが。
日本語の漢字は難しいですよ。
「イイ感じ+イイ感じ」が「とんだ漢字」の意味になってしまう例でした。
ただし名前はそう変えられるものではありませんので付けちゃったものはしょうがない。なんとかトボケて知らないフリを決め込むしかありませんね。一見した漢字の感覚はやさしさ溢れる文字ですから意味なんてどうでもイイかも。
仏教的に言って蓮の葉は「泥に交わらない」(汚泥不染 →蓮の三徳)といいますので真逆の意味になります。
命名する理由はそちらを主張すればイイですね。「知る人ぞ知る」イメージですから。
ちなみに上述した中で「尻腰」(しっこし)という語を記しましたがこれは「浮気」とは逆の意味で「意気地」のこと。
多くは「尻腰のない・・・」風に否定語として使いますね。
さて画像は三井寺の琵琶湖対岸の鬼門の地、守山の「浮気」という地名(場所はこちら)。
ただしこの「浮気」、「うわき」とは読まず「ふけ」です。
発祥は画像④の通り、琵琶湖には付き物とも言っていい、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」&「紫の煙」からのようです。
⑤画像は②の突き当りの高台からの図ですがこちらの地名は「岡町」(おかちょう)。
こういう地名にぶつかるとどうしても発祥を知りたくなります。
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