この時期で音をあげるのはいささかみっともない話ではありますが・・・一言で「寒い」。
耐え切れずに居間に電気ストーブを引きずり出しました。
勿論本堂はもっと冷えますのでとりあえず大きいストーブを1台設置。すでにあそこ(外陣)に暖房器具ナシで1時間を過ごすのは殆どお仕置きと同じ。
私のいる御内陣、読経中はホットになれますので暖房は不要です。
晴れて穏やかな日の陽光の下と庫裏の中では相当の温度差があって、昨日などはひなたに停めた車の中でシートを倒して昼寝すれば絶妙だろうと感じました。
ただし現在、居間の北側の障子を襖にチェンジするための下準備をしているためその至福であろう時間は遠慮しておきました。
何故にその工作をしたいかといえば、障子だと冬季に北側からの隙間風がキツく感じる事と、時としてネコどもが障子を突き破って奥の仏間まで「侵攻」するからです。
仏間付近には火鉢が数点置いてありますが、彼らの習性か必ず火鉢の灰で遊んだであろう形跡が残っています。
「ネコ灰だらけ」とはよく言ったものです。
これからどんどん厳寒期に突き進んでいきますが、今私の「幸せ」を一つあげれば、「お風呂」にざぶんですね。
頭の周りの神経と筋肉の「解れた感」が大いに得られて、夕方から数時間波のように現れる不調(最近は主に頭痛)を一掃することができます。
体を温めて血行を良くすること。
風呂場のドアを開けるその時、それが私の「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア・・・」。父親もかつて冬場この風呂で倒れて救急車で運ばれています。いつもそれを考えてドアを・・・
風呂は極楽気分と地獄行き、両方の顔を持っています。
さて、昨日画像アップした駐車場の看板をもう一度。
そうですね、こちらの連福寺が磐田「三連寺」(蓮覚寺、連城寺)の3つ目です(場所はこちら)。
3つのお寺の中でもっとも磐田の中心になって東海道線磐田駅からも近い場所になります。
このお寺には平重盛の供養塔といわれる石塔があります。
見た事もないカタチの石塔ですが、まぁ古い時代に積重ねられた結果、あのアンバランスになったものと。風化と劣化もあってどちらが正真のものなのか、わかりませんがよく見れば石質がちがいますね。一見6つのパーツのようですが、その中で組合そうなものがありませんので殆どバラバラになっていたそれぞれを組付けた感も拭えません。
パッとみたところまずは宝篋印塔の隅飾りが見えますのでその形式の仏塔かとは思いますが、他のパーツがどれもそれに合いそうなものはありません。
ベースの四角形のパーツが宝篋印塔の塔身にも見えますが、風化とも取れますが少々小さい感。4段目のパーツは反花座をひっくり返して置いているようにも感じます。団子の潰れたようなカタチは五輪塔の水輪の如くですが、特にレリーフされた文様が珍しい。
三つの寺は平重盛が父清盛の「やりすぎ」を反省して建てたといわれます。こちら連福寺―幸福が連なる意?―にはかつて七堂伽藍があったと伝わっています。
脇の「小松殿」(小松内大臣)の名を記した石標が目立っていました。
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