面倒くさい2週連続の台風の襲来に備えて昨日の晴れ間はちょこまかと動いていました。
以前庫裏の各部屋の畳を打ち捨てて自前フローリング工事をしていることを記しました。
庫裏玄関のたたきの前の八畳間についてもそのつもりでいたところ、奥方より「いくらなんでもそこは畳だろ」との指摘を受けてしょんぼりしながら畳屋さんへの依頼をしていました。
そもそもあの部屋はいわくつきというか畳が沈む箇所があったためどちらにしろ面倒な工事が付属するとも考えていましたので外注を試みた方がラクかもと思いました。
予算はオーバーしますが、人目に触れる場所ですし少しはまともな部屋も欲しいところです。
そこで畳の納入が昨日の朝一にあったのですが、畳をあげてみてびっくり。畳が沈む要因がわかりました。
床下の梁がシロアリで喰われまくって殆ど中空状態だったことが判明したのです。
ということで畳屋さんは「知り合いの大工を呼ぶ」といいだしてその突貫工事が午後遅くまで。そんなことなら私自身で床の修理を行いたかったところでしたが、致し方なし。時間がありませんからね。
突貫工事ではなくもっと時間をかけて念入りに行いたかったものでした。
畳は明日朝の納入になって時間が空きましたので、これ幸いとシロアリ防除剤を撒くつもりで用意に入ろうとすると、「アレは猫たちによくない」と注文が入って急遽中止。
石灰の散布のみ行いました。それでも少なからず効果はあると思います。
シロアリに食べられた時はおそらくかなり前を推測。畳のブカブカ期間は私の知りうる限りやはり相当前だっただけにそう思いますし、喰い尽されたあとの残骸は殆ど「土」状態でアリ一匹いませんでした。
気づいた点等記せば
①庫裏の部材もリサイクル材を多用している
②そこいらじゅうこの様なら次の地震でこの庫裏は崩壊する
③思わぬ出費に沈黙
本堂の床材が相良城お取り潰しのリサイクル材であることは以前より記していますが、庫裏にもどこかのリサイクル材を持ってきていることがわかりました。
相良城のものであるとは断定できませんが・・・
まぁ相良城撤去の際は幕府(松平定信)のお達しで「相良に残すな」があったそうですが、大量に出る木材が相良からすべて流出させられるワケがありませんからどこかでプールされていたのかも知れません。
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