何故か風邪の初期症状。
おそらく遅くまでサッカーを見て遅起きする不摂生の罰か。
それにしてもアジア予選A・B組ともそれぞれの2位3位4位の争いが熾烈で面白すぎでした。
1位2位がW杯本戦出場が決定し、3位は「地獄のプレーオフ」という苦難の道のりで望みを繋ぎ、4位で脱落決定という勝負の世界。
B組ですでに出場を決定させている日本の相手はサウジアラビアでしたが「無理はしない」消化試合のスタンス。
A組のイランも日本と同様、出場が決定していますのでやはり「消化」系でシリア戦。
一番の見ものは韓国vsウズベキスタンでした。ウズベキ応援隊に急遽編入した私と「奥の墓道」氏でした。これはバクチは成立しませんでしたね。
その首位の日本が負けてイランも引き分けだった最終戦は他の国の悲喜こもごもを演出していました。
オーストラリアはホームでタイを迎えて「楽勝得点ラッシュ」を誰もが想定していましたが2-1と「たったの1点」の貯金となって日本が負けた結果、サウジに得失点差で負けて3位が確定。
ウズベキスタンはホームで韓国に勝てば初の出場が決定するところでしたが引き分けで韓国が2位。その裏でシリアがイランと引き分けをしたためにウズベキスタンは4位となってしまい絶望。プレーオフにてオーストラリアと対戦するのはシリアとなりました。それ(2試合)に勝利したチームが北中米カリブ海予選の4位チームと対戦(大陸間プレーオフ~2試合)してそこで初めて勝った方が本戦に進出するという超絶遠回りとなります。
1点の得点と失点が「天国と地獄」の表裏の現実を出現させるという意味で外せない日だったのでした。予選は案外面白いのです。
映画「関ケ原」について今一度。
人様と違うつまらないところに感動してしまうのが私の性分。昨日につづき二点ほど。一点が宗旨的、もう一点が歴史のフェチな台詞でした。
この人も出てたの?とサラッとだけの出演でしたがあの「妙善」なる尼僧が発した言葉。
三条河原での凄惨(秀次事件)のあとのシーン島左近が立ち寄った庵での再会時の掛け合いでした。
たしか「お念仏のおかげさまです」でしたね。
そんな劇中では滅多に聞けない台詞に感動してしまいます。
「念仏」も「おかげさま」も当流坊さんのスタンスとして切っても切れないところですからね。
そうでした、尼僧「妙善」でした。当家の成瀬藤蔵の奥方の名は禄さん。法名が「釋尼妙意」でご主人が亡くなって僧籍に入ったのですが、劇中での推測はやはり「討死した友の妻」という類推もされました。
あと一点、家康の太鼓腹の図はどうやったの?と興味深いところがありますが、ノリノリで母衣を竹を編んでつくるところでの台詞が面白い。まぁ「母衣―ほろ」の解説でしたが、きっと原作にその件があったのでしょうね。
「ほろ」そのものの理解のために家康がはしゃいで母衣を背にして走り回って観客に知らせていましたが、意味不明に陥った御仁もいらしたかと。
さて、本日は石田三成に関する史料はここにもあったな・・・と思い出してかつて伺った彦根の宗安寺を。
木村重成の首塚のある浄土宗のお寺で数年前の春の図です。
こちらのお寺の坊守さんはとても雰囲気のイイ方で入場に懇志金は必要ですが、地元のお菓子までいただいてほんわかさせられたことが思い出されます。
何しろ撮影に関してケチな事を言わないこと。
真宗本廟(お東)で撮影禁止の件、檀家さんの仲では超有名な話で「なぜだろう」「どうして」との声が大多数ですからね。
まぁ「参拝の場である」という理由がされるのでしょうが、真宗はどこでもかしこでも「念仏の場」であって阿弥陀様や御開祖はお堂の中限定ではない筈なのですが。
ざっと画像を見ていただければと存じますが、石田三成関係の品が散見されます。山門がまずお迎えしてくれますが、この門が佐和山城の城門と伝わります。
当地には石田三成に代わって入った井伊直政が佐和山を嫌って彦根城を建てたのですが、城下のこの寺に城門を移築させたのでしょうか。
庫裏の拝観エリアには石田地蔵尊なる木仏念持仏や石田家千仏その他いろいろお楽しみの品が拝観できます。
別に私が感動したのは、本堂の前の石灯籠。
例の金属回収令で供出された青銅製の灯籠の代替品を作るにあたって川勝政太郎氏が関わっていたということ。
川勝氏に関しては仏塔石仏などで拙ブログでも度々氏の評価を記させていただいています。
「川勝氏のスタンダード」がこちらにありますので、予算があればこちらの灯籠をコピーして石屋さんに依頼すればいいものが設置できるということです。
本日も季節感がない画像失礼しました。
ターメリック粉末を喉に振りかけて眠れば・・・
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