5日は爽やかな秋晴れ、天気予報では降雨予想もありましたが、清々しいお日和で快適なドライブをしました。
いつもほっつき歩いている息子が留守番です。
出立前に母親の様子を見に息子を遣りました。
母親は先週末に原因不明の38℃代の熱を出して現状早々に復活したものの機嫌がすこぶる悪いのです。
朝食で出された牛乳を飲む飲まないの押問答の挙句、「もう来るな」の語は一昨日の私、昨日の息子とも同じ様相と台詞。
むかっ腹が立たなくもありませんが、いわゆる「腹の虫の居所」というヤツで父母ともそう珍しいことでもありません。
こういう時はしばらくの間のインターバルで。
肉親であっても「人の心はわからない」ものです。
実はどちらに向かうかを私は迷っていました。
迷いとは天候の件もありますが、『映画「関ケ原」+静岡県立美術館開催の「戦国!井伊直虎から直政へ」』なのか『「関ケ原」+コストコ』の二択でした。静岡市か浜松市です。
だいたいコストコなど9月1日にオープンしたばかりで、その常軌を逸した開店前の混雑(行列が過ぎて5時代に開店)と日々夕刻の地方ニュース各局の過熱気味報道によってもう少々の冷却期間は必要だろうと思っていましたが、奥方の気持ちは殆ど100-0で浜松行きでした。
私がそれらネガティブ意見を上申すれば「車で寝てろ!」との談。「映画とチャラだろう」とも。
まぁ平日火曜日にそれほどの混雑があるものなのか怖いモノ見たさということもありました。
10数年前に横浜金沢区に居た頃には自宅直近のその店にはちょくちょく出向いたものですが、何しろ当家奥方はその店がお気に入りのよう。浜松にオープンするの報に色めき出っていたワケでした。
いったいどんなものかと「期待」に胸を膨らませて行ってみれば、予想に反してまったく大したことなし。カンタンに駐車はできましたし、なくなるという噂のカートも山ほどありました。
私が率先して購入したものといえばウコン100日分(コストは1日あたり20円)でした。
その日の昼も500円のカレーライスをいただきましたが、最近は体重増加気味傾向にありましたので、コレを使用してカレーを1日おきくらいにしてみようと思っているところです。
さて、先月末から鳴り物入りで公開された「関ケ原」。
まぁ色々と評価は分かれているようですが、私はハッキリ申上げれば「おもしろい」の一言。
久し振りの「まじめな戦国モノ」映画で楽しく過ごさせていただきました。
何せ司馬遼太郎原作をベース。それを意識させているところがその物語へのワクワク感を盛り上げていました。
私が「つう」であるなどというのは滅相もないことではありますがある程度は「関ケ原」についての背景やら地名、布陣地、登場人物の事前情報が無ければ強烈な物語の進行の速さと台詞の連打の如くの早口にはおそらくついて行けないかも知れません。
台詞の内容は歴史の用語も散見されて、中にはチンプンカンプンになる方もいるのかな?などと思って隣の奥方を見やれば案の定鼻ボコ提灯。いやはやそんなものでしょうね。
たとえば旗差し物の家紋をご存知の方でしたら「どちらさん」とお分かりになるところですが・・・
私の所感はあの「おあむ物語」のあれ(女衆による首の処理)のシーンがありましたが、やはりその現場は従来通り大垣城なのだなぁ・・・という納得感。今は佐和山城の件というのが通説です。それは当然でしょうが。
また映像としては古風がイイのですが、「伏見城」のロケ地、東本願寺大寝殿の図で畳の劣化が目立っていたという点、まぁしょうがないとしましょう。
敢えて記せば他の伏見城の屋敷が新築のピカピカではなかったこと。伏見城と付随する家臣の屋敷は新品でなくてはね。
そして城の石垣の図。あれでは「城址」。
櫓なり何なりの建造物がなければおかしいですね。却って城の上部は画面に入れない方がよかったです。
しかしアレだけのエキストラを使ったスケールの大きな戦闘シーンはありません。
石田三成(またはこちら こちら こちら)再評価もそうですがそれ以上これからより島左近とその役者さんの評価があがるような気がしてきました。
映画では島左近の出自について触れていませんでしたが、それは「不明」が通説だからです。
私は勝手ながら「近江国坂田郡飯村 島記録」の通り近江今井家臣の出自を想います。
②大谷③浮田④細川。戸川達安の名が見えますが島(嶋とも)左近(清興)を討ち取ったと言われています。
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野村庄右衞門幸一 (水曜日, 06 9月 2017 01:24)
関ヶ原、観たいですなぁ!今年の夏は観たい映画目白押しでしたが…まだ乳飲み子に手がかかるゆえ断念せざるを得ず…関ヶ原もレンタル待ちとなります…
コストコ、私も時折行きますが特に女性のウケが良い印象ですね。一般の店で買うより値段が安め?で、量が多いんですかね?私はあまりよくわからぬのですが、、
でも、フードコートでのホットドッグが楽しみです。
近江今井とは大澤寺今井家のルーツになるのですか?
今井 一光 (水曜日, 06 9月 2017 01:39)
こんばんわ。
サッカーのウズベキ―韓国戦を見ながら
そしてサウジ戦のための夜更かしをしています。
湖東出自の拙寺ご先祖の今井権七ですが、今井姓を名乗っていることはのちに浅井家にくだり、衰退した当サイト「南北諸士帳 4 坂田郡②」の「今井」との関係を思うのが常道ですが、寺の伝では木曽義仲家臣の今井四郎兼平の件のみです。
もっともそればかりはアテにはなりませんので不詳としか言いようがありません。
同じ「南北諸士帳 4 坂田郡②」に出て来る飯村の島氏について「島左近」を推測しました。
野村幸一 (水曜日, 06 9月 2017 21:05)
外波山氏の大本家の家紋は井桁でした。大多数の分家も井桁だそうで、私の先祖と思われる家は丸に橘でした。
どちらも井伊家を匂わせます。
もしかすると井伊家の流れを汲んでるか??
今井 一光 (水曜日, 06 9月 2017 22:00)
ありがとうございます。
進捗が楽しそうですね。
家紋については後補が多いですから推測の一手としてですね。
文献があればいいのですが。
世に井桁はたくさんあるようです。
野村幸一 (水曜日, 06 9月 2017 23:49)
外波山氏については本当に資料が見当たらないのです。菩提寺ですら由来が不明なので…
井伊家の支流かどうかはわかりませんが何か縁があるのかも
野村続き (水曜日, 06 9月 2017 23:55)
と想像します。浜松市には鳥羽山城があったようで、この寺脇町には外波山氏と同じように鳥羽山氏もいるようです。
今井 一光 (木曜日, 07 9月 2017 00:00)
ありがとうございます。
私も二俣の鳥羽山を推測しました。
二俣の二俣城と鳥羽山城周辺は何度か歩いていますが、いいところです。
その辺りの住居図等から城兵史料から調査すると面白いかも。
野村幸一 (木曜日, 07 9月 2017 00:24)
ヒントありがとうございます!調査してみようと思います