拙寺財物の藤枝博物館への展示招へいのお話(今川氏展)をいただいて調子に乗って搬入したことは先日ブログにて記しました。
そのパンフを拙寺掲示板に貼り付けて、宣伝までしていますが、昨日はそれについての問い合わせが・・・
とりあえず行っていただきたいと告げましたが、実際オープンされて、展示されていなかったなどいうことがあれば、相当のボケをかますことになりますね。
恥をかくことは慣れていますのでそれはそれでイイのですが、今のところ「展示ナシ」の連絡は入っていません。
今川家発給文書数多の中、当家伝来のアレは異色を放っていますので、絵的には悪くないと思います。
さて、牧之原市には「地域おこし協力隊」なる組織があって(バックは市の産業経済部観光交流課)春先に相良町11か寺が集まった会合で寺ならではの前向きなお話を戴いていました。
それが画像①「そうだお寺へ行こう 城下町相良11か寺巡り」です。
その協力にあたって拙寺としては本山その他の真宗寺院に後ろめたく当初は相当な躊躇があった事案を「えいやぁ」という具合に「やっちまった」のでした。
それが「御朱印」ですね。
要は寺参りをお薦めしてその際、御朱印をもらっちゃおうという企画だったのでした。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが当流では(おそらくお西も)「御朱印」はしていませんね。わざわざ本山ではその「御朱印」をしない理由まで意見広告しています。
左がそのリーフレットの表紙ですが、内容について私も同感ではあります。が・・・
まぁ「そう堅い事をいわずに・・・」というところが本音です。
たとえ「一見さん」で、流行りのゲームカードの収集の如く(御朱印ガール)の訪問があったとしても、それには何かの「機縁」をも感じますし、昔から寺に訪れた者を理由が何であれ「門前払い」することはありえないだろうということで、本山の意向には反することではありますが、今回の牧之原市の方向性に同調するに至りました。
イイ加減な田舎坊主の振る舞いとしてお目こぼしいただければありがたいことです。
ただし庫裏に常駐することはできませんので(それはどちらのお寺さんも同様)本堂内に予め和紙に書した押印済のそれを用意しておくことにしました。
よって「日にち」の記入はありません。
「11か寺」は旧相良の相良仏教会に所属するお寺のみになりますから、菅山や萩間そして旧榛原町のお寺は入っていません。
御朱印料は200~300円。
ちなみに拙寺は200円で「賽銭箱へ」です(その後300円に)。
あくまでも「御朱印」は付属的なもの。
まずは正面阿弥陀如来に合掌して、「なむあみだぶつ」を口にまた胸に抱いていただければよろしいかと。
お断りしていたら永遠にゼロ。
受け入れれば何かがスタートしますね。
尚、画像②「座右の銘」はご存知の方が見られたら少々こっ恥ずかしい文言。
「果たしてお前が・・・」との御指摘もありそうですがこれもまぁ「御寛大に」願いたいところ。
だいたい「座右の銘」なんざぁ「デキもしない」ことを憧れも含めて「傍らに置く」ことですからね。
「いかにも身を捨ててこそ」の言葉を発した方は空也さん。
千観という高僧に言ったといわれ、千観はその意を受けて浄土の道に入ったと。
空也さんは我が国の民間浄土教(なむあみだぶつ 念佛)の創始に近い僧で以降法然さん当流親鸞さんに多大な影響を与えたことは確実といわれている人ですね。
歴史的カタチとしては一遍上人が継承したという感覚ですが・・・浄土教というくくり、一向専念阿弥陀仏、なむあみだぶつの他力と称名一途のところはみな同じです。
小者の拙僧はすべてを捨てることはできませんので「こだわらない 執着しない (如来におまかせ)」程度に。
もともとちゃらんぽらんな性格ですから、その辺りになら私にも「座右」に置いておくことができます。
尚、冊子は市庁舎、史料館等にあります。
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野村幸一 (土曜日, 03 6月 2017 14:33)
かっこいいですね!今、家系譜書を書いていますが字の下手さ加減に嫌気が…
とはいえほぼ書き上げたので近々近江にある和本の製本屋さんへ発注する予定です。
今井一光 (土曜日, 03 6月 2017 20:29)
いつもありがとうございます。
製本屋さんとはおそれいりました。
コストもかなりのものでしょうね。
私はそんな時、みんなワープロですが・・・
野村幸一 (日曜日, 04 6月 2017 00:07)
和綴じ本は素人には難しいので業者さんにお願いすることにしました。
思ったより安価ですね。凝っているので他にお金を使ってしまいましたが…
今井一光 (日曜日, 04 6月 2017 07:42)
了解しました。