先日のニュースの中で、凄いフレーズが目に留まりました。
「世界中に『怒り』が蔓延する中で・・・日本の高齢者はキレやすい」と。怒りの世界で特別に怒っているとは・・・ちょっと・・・
ただしそういうことは・・・私もあとに続けとばかりに生かされていますので「相当ヤバい」との危機感があります。
今は少々見苦しく感じていますがその時になった自分を想像するに、やはり「そうなるかも知れない」と思うところがありますね。何度も記していますが「怒っちゃダメ」これは常に頭の中に入れておかないと・・・最近ますますその旨自分に言い聞かせています。
仏語の「和顔愛語」(大無量寿経)、カンタンな言葉ですが結構に難しいということですね。
そんな記事が記されているのですから。
仏教に親しんでいただければ怒らなくて済む筈なのですが、うまくいきませんね。阿弥陀さんに「まかせる」というスタンスが受け入れられていないということ。
まずは「身を捨ててこそ」(一遍さん)でした。
さて、今回のバス遠足の私の一番の楽しみは京都国立博物館の海北友松展ですが、ホントのところもう1件奈良国立博物館にまで足を伸ばせるものなら・・・と一度は考えました。
しかしいくら何でも私の趣味を押し付けるのはそうそうは無理ですね。
博物館系展覧会での滞留時間は意外に要します。時間の制約があって奈良ともなると厳しいところがありますし、そもそも1度の遠足で2度の博物館めぐりは少々やりすぎ。自重しました。
奈良国立博物館では4月8日~6月4日(日)まで快慶展が催されています。「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」です。
表記「安阿弥」とは「安阿弥陀仏」(法名)の略。
鎌倉時代の仏師の名で、その名とともに「快慶」の名も通っています。いわゆる「慶派」の仏師でその世界では「運慶」とともに超メジャーな人であることは周知のこと。
その人に特化した仏像たちが集合するとあっては「行きたい、見てみたい」と思うのも自分の主張としては当然のこと。
快慶は自ら彫った仏に「安阿弥」と記す事が多く、これは特に「阿弥陀如来」好きというか浄土思想に傾倒していたことからでしょうね。私も勿論阿弥陀さん好きであることは違わないところで、仏師「安阿弥」=「快慶」は一流仏師でありながら親しみやすさがありました。→高倉通と「定朝」。
「安阿弥」の阿弥陀仏はやはり真宗系寺院のご本尊として散見されますが、先日記した句仏さんの岡崎別院の(またはこちら こちらも)ご本尊阿弥陀如来もそのように伝わります。
「安阿弥様」(あんなみよう)という仏像様式として後世に遺りました。
以下展覧会パンフより。
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くりくり (木曜日, 18 5月 2017 20:13)
博物館見学
団体だと気を使いますね
説明掲示皆読んですくと・・・
一人で出かけるのもいいですね
今井一光 (木曜日, 18 5月 2017 22:46)
ありがとうございます。
その博物館見学(京都国立 「海北友松展」)、お寺の遠足で
本日行ってきました。
先ほど帰ってきたばかりです。
叔母さんを連れて行きましたが檀家さんのご厚意に甘んじて叔母さんを預けて
「独り回り」してしまいました。悪い坊主です。