ホントに耳にします。
「お祖父さんも御祖母さんもご長寿だから・・・(長寿は間違いない)」「うちの家系は長寿なのに・・・(なぜか早死にした)」「あそこは早死の家系だから・・・(よって早く亡くなった)」等々です。
要は「遺伝」の事を言っているのでしょうが、そのあたり(健康長寿)が遺伝として出現する確率は25%だといいます。
そもそも「ご長寿」という物差しですがいったいどこからその範疇に入るのか今一つ不明であって、また飛躍的に100歳以上のご長寿者が増えている現在、何をもってヨシとするのかよくわからないところ。
「ベットに貼りついて意識が無い」といった状態ではいくらご長寿だとしても肝心のご本人からすればそれは本意ではないでしょう。
「健康状態の維持」が肝要であってそんな「遺伝伝説」に振り回されることはナンセンスだということですね。
ご先祖長命実績に胡坐をかかず、また短命だったからといって諦めることなく「健康状態の維持」を追求すれば黙っていてもご長寿の件は何とかなる筈です。
ちなみに心血管疾患、糖尿病の発症は、遺伝的な要素が40%、生活習慣が60%くらいとのことです。
健康の維持は簡単な話ではない事は確かですが。
また「長生きなどしたくないからどうでもいい」という声もよく耳にします。ただしそれは自分の事だけではないことは心得ておかなくてはならないところです。
「寝たきり」は自分が一番辛いのではありますが、その介護にどれだけの人の手を煩わすことになるのか。そしてその間の医療入院費ときたらまるで卒倒しそうな数字になりますね。
私の父母の場合で記せばこの数年で高級外車1台購入できるほどになりました。中古住宅1件かも。
父は教師でしたのでその年金で賄うことができましたが、一般の自営業サラリーマンでは到底無理な話です。
健常であればその金員を自身で使うことができるのですから。
勿体ないと感じるのは私だけ?
「ピンコロリ」を笑いながら「それがいいね」と仰っていてもそうなるのかどうかなどはまったく不明ですからね。
私が見ている限りそれは「滅多にないご縁」です。
多くの老病死のパターンを目の当たりにして、私なりの結論はやはり「血管」です。
それらが寝たきりの原因になった場合は特に後遺障害が酷いですから。
脳いっ血と心筋梗塞の遠因となる「食生活と運動」は基本的な心構えとして必須ですが、やはりこの寒い時期は低温による血圧上昇が怖いのです。どのみち血管の劣化は進んでいますから。
是非にピーナッツを食べて血管の補修をしつつ暖かくしてこの寒波をすごしていただきたいと思います。ピーナッツのカロリーアップはこれも「伝説」だと言いますし(油の種類が違う)、安価でカンタン、おいしい習慣です。
さて、先日はブログで「大河、直虎」の視聴率について「低迷の感」を記しましたが、数字の評価の仕方は甚だわかりませんね。
昨日見た記事に
『「おんな城主 直虎」の初回の総合視聴率(リアルタイム視聴率とタイムシフト視聴率の合計から重複を差し引いた数字)が22.1%だったことが17日、わかった』とこれは真田丸で一番盛り上がった最終回の21.3%を上回るようです。
キツネにつままれたようでもありますが、一転絶好調の数字の様。
口のワルイ人?の評価では「天才子役のおかげ」という意見もあるようで今後の中だるみは怖いところですが、近年の大河の中では特に期待していますので皆さん張りきっていただきたいと思います。
さて昨日は新野の鈴木東洋邸宅内の史料館に訪れましたが、あらためて「そうだったの・・・」と思う紹介がありました。
以前ブログでも記した渋川の東光院の件です。
そちらには永禄七年に引間城にて討死した新野左馬助の葬儀に関しての文書があるとのこと。
①新野左馬助と東光院はかねてより縁あって当院で葬儀が行わ
れた。
②左馬助の遺物の「騎鞍一具」「守護仏」を寺に納めた
③この遺物は新野の名跡を継いだ彦根の新野親良に懇願されて
移譲した。
が記されているとのこと。
尚、現在の東光院は移転後の姿で(元地は廃校になった渋川小学校)左馬助の墓は不明とありました。
そうなると左馬助の本当の墓(新野の左馬武神社、龍潭寺についで)は東光院門前で見た宝篋印塔の残欠や本堂裏の墓石群、渋川交番前の井伊家墓域の中に紛れていると考えるのがスジですね。
また東光院は井伊直親(亀之丞)が今村藤七郎に背負われて身を隠したといわれる寺で、寺には伊藤信次氏による「信州松源寺にて故郷を偲び愛笛青葉を吹く井伊亀之丞の図」なる画があるそうです(画像①)。
ドラマではこの笛の件と直虎ことおとわの鼓についてお話が展開されていました。
②は鈴木東洋邸の中庭。展示物には新野4城の紹介とジオラマ等が並べられています。私のおすすめの八幡平城も勿論のこと、新野の城の概略をまず知る意味でもこの史料館には立ち寄るべきですね。
富士と南アルプスは菅山南側台地から。
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