あの日は「そのあとどこに行こうか・・・」で相当迷いました。
以前記した滋賀県草津市の芦浦観音寺の一般公開が23日。
日帰りで琵琶湖から京都のドライブをその観音寺を主役として検討していましたが、何分その日は祝日です。
相当以前からその日だけは予定を入れまいと思っていましたが、やはりどちらの皆さんもその日だけは法事より「秋の行楽」を優先したのかその日に何かを指定する方はおられませんでした。ということで朝6時に出発。
11月も中旬をすぎた土日祭日は紅葉真っ盛りで「春の桜」の花見以上に人々は繰り出してきます。
滋賀県草津ともなると京都まであとスグ。
「飢え死にしそう」という息子に兵糧を入れることを兼ねて東山の「殺人的雑踏」へ怖いもの見たさで足を踏み入れて、あわよくば永観堂界隈も覗ければなどという色気もありましたが、結局はその大層な無謀は諦めてその草津から名神高速を静岡方面に戻るように物見遊山を決める事となりました。
息子には節約するよう聞かせておしまい。
桑名手前で「いなべ警察署」にナビを合わせて、東近江に抜ける八風街道(国道421)へ。伊勢―近江の峠越えです。伊勢側からはいつもとは逆コースとなって今一つ道に自信がありませんのでナビに頼りました。
沿岸部が15℃で余裕を感じていましたがあの長い長い石榑(いしぐれ)トンネルを超えて、イキナリの6℃には驚かされました。
鈴鹿山脈をナメてはいけませんね。
途中休憩で停まった道の駅「奥永源寺渓流の里」の寒さに、薄着で来たことを後悔しました。ただこれから平地に降りますから「まぁいいか・・・」程度です。
家康もあの「本能寺」がもし厳冬期だったとしたら・・・歴史は変わっていたかも・・・と思うほどでしたが。
伊勢方面からの車両は近江方面に抜けようというものはなくほとんどが途中の登山口キャンプ場駐車場に吸い込まれていきましたので、鈴鹿の山を歩こうという人たちばかりですね。
国道は途中かなり狭い個所がありますのでブラインドコーナーの進入には注意が必要です。その日もバイクとトラックの接触事故があったようで東近江から事故処理の警察車両が来ていました。110番してもなかなか駆けつけられないような場所です。
名刹永源寺(場所はここ)の土産は「こんにゃく」。
一言で「昔の味」(曖昧な表現ですが・・・)。味噌田楽にした時のおいしさは格別ですね。
最近は高速のサービスエリアでも売っていますが、なぜかここに来たら買わなくてはならない衝動にかられます。百済寺の駐車場売店でも購入可能です。
赤蒟蒻は近江八幡名物「織田信長由来」とあります。
近江八幡には何度も行っていますがその際はまったく気づきませんでした。まあその由来は後付けの感はありますが諸説あるようです。しかしあの「食感と色」は強烈です。
この門前がいつもと違う只ならぬ雰囲気であることは一発でわかりました。観光案内のボランティアと川向うの駐車場の開設、私設駐車場の客引き、そして土産屋前の駐車場の閉鎖です。
「この永源寺でさえ」の感、やはりその日は紅葉狩り人出のピークだったのでしょう。
本当の所、草津方面に向かうのでしたらこの経路は得策ではありませんね。しかしすでに渋滞発生の案内が出ていましたのでちょっとした粋狂とこの道を選択した次第です。
結局は再び名神高速を利用して草津方面に向かいました。
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