地元不詳の造成中新名所  河内名所図会 若江木村

地頭方の処理場への行きかえり、嫌でも目に入るのが夏限定、元の私の「秘密の昼寝場所」だった工事現場。

かつて夏の夕方、文庫本の1冊とデッキチェアーを積み込んで向かった処理場の帰り途、こちらの防潮堤の鉄製フェンスの裏で時間を過ごしたことがあります。

今年は1度もそれをやれなかったというのはこちらが工事現場と化していたからですね。

 

後ろから3枚の画像ですが、地頭方の処理場へ向かう交差点の相良よりの海岸です。

何やら津波対策の防潮堤の建設現場のよう。

 

疑問は色々ありますね。

①なぜに人口密度の少なそうなあの場所から?

②その高さにする根拠って?

③そのまま最大密集地の波津・相良まで延伸するの?

④そうなればその完成はいつ頃のこと?

⑤榛原方向も延伸するの?

⑥海水浴場部分の処理は?

 

調べれば判明するするでしょうが(理由はわかっても真意は不明なことばかり)、今のところこの防波堤についての話題は町内からは聞こえてきませんので、皆さん心中では色々な疑問と困惑が交錯しているのでしょう。

今やこの工事現場からスタートする「長城」が新名所となりつつある相良海岸です。

 

さて、以前も「名所図会」という「御当地ツアー案内書」について記していますが、その地区での歴史的な個々の名所について語るその書籍は現在書店に並んでいるガイドなどより格段の面白味があります。

 

私からすれば食べ物屋さんや新興の店舗の紹介などは不要ですからね。今のものは余計な情報が多すぎるのです。

まぁ地区の情報を一冊に纏めあげることもそれは無理があることとは思いますが、名所図解会は当初から「漏れなく」を目標とした感がありますので、もしその地区の「名所」の存在を網羅して把握したければその書物の存在について頭の片隅には置いておかなくてはなりませんね。

 

「都名所図会」にても記しましたように情報量は膨大です。

要は私の「初見」も多く、新たな自身の無知についても知ることになってハッとさせられることばかりですね。

現代語訳とオリジナルの画像を使用した書籍を作り直して販売すれば結構イケルと思うのですが・・・著作権はもはや関係ないでしょうから。

 

その名所図会のうち本日は「河内名所図会」。

これも例によって国立国会図書館にてダウンロード可能です。ざっと眺めているだけで時間が経過してしまいますね。

 

①~⑤はその全六巻のうちの「巻ノ四  若江」です。

昨日のブログで記した鏡神社と木村重成の墓が記されています。