拙寺では春の法要と報恩講には必ずテントを借りにいきます。それが「ワンタッチ式簡易テント」とは言いながらかなり重いのです・・・
数年前までは何とか気合で一人で持ち運んだものの昨日は「誰か石でも括り付けた?」と思うほど気合が空回りしてしました。
高校の時に他人のマディソンバックの中に石ころを詰めるいたずらをしてかばんの取っ手が肩に食い込む様子を見ては後ろからゲラゲラ笑っていてた思い出がありますが、重いもの、その荷重を体全体が感じるあの時はさすがに「イラッ」ときます。
テント3個の予約でしたが行ってみればなぜか在庫は2個。
致し方なく持ち帰ってくみ上げれば1個は破損したのか足が伸びきれない不良品でした。仕方なくもう1か所の無料貸し出しを行っている施設に出向いて2個を所望し何とか恰好はつきました。やはり色々な人、場所に貸し出しを行う「簡易テント」は劣化が激しいものがあります。
そこで婦人部会計の方から「テントを2張り買っちゃいなさい」との指令。これは以前1張り購入した「簡易」ではない本格的なテントです。
ありがたい提案ですし「バラバラになる部材」の組み立て式ですから非常に丈夫ではありますが、逆にパーツ管理が大変です。
しかし今後の事もあるので至上命題とのこと。
使えない道具で右往左往するのはやめようという意もあるとのこと。まず物置を整理することから始めないと・・・3点揃って並べばさぞかし境内壮観な風景でしょうね。
壮観といえば標記「絶景かな」。
場違いと記したのは例の石川五右衛門のハチャメチャ歌舞伎の「南禅寺山門の場」での最大の見ものの場面の台詞ですから、こちらからのそれはちょっと・・・
「百寺巡礼」の五木寛之が知恩院の三門に上がったところでやはり「ちょっと場所はちがうけど・・・」のようなこと付け加えて「絶景かな」とつい漏らしていましたね。
ところが今、その知恩院から見てそのまま上がった東山の西の縁に圧巻のスケールの展望台ができて、京都市内を一望にすることができます。あの「清水の舞台」に比べて4.6倍(1046㎡)の広さといいます。
こちらは「青龍殿大舞台」。東山ドライブウエイから上がった無料駐車場と展望台は有名ですが、そちらからスグです(場所はここ)。
時間調整したり夜景を楽しむ場として使用しましたが、色々タイミングが悪くあの門を潜ったことがありませんでしたので試しに息子を連れて覗きに行ってきました。
それはそれは・・・ハッキリ言ってこれまで無かったような絶景であること間違いありませんね。
青空のもとクリアな視界であればその「二文字」が口から出ることは請け合い。
次のバスツアーに檀家さんたちを案内できれば喜ばれるでしょうね。何よりもお天気次第の場所ではありますが・・・。
息子にはそれとなく、お客さんを連れて行ったとしたら(デートスポットとしては・・・)「最適だ」と言っておきました。
夜景となれば「ベリースペシャル」の一語に尽きるでしょう。
独りで行ったら寂しすぎる・・・
最後の画像はそれこそ今回のブログとは場違い、伊藤若冲晩年の「花卉図天井画」(信行寺)特別公開3日間の案内。
リンク先には11月10日からとありますが、こちらの案内には11月11日からとなっていますので一応ご注意ください。
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