任天堂の子会社が開発したスマフォのゲームソフト「ポケモンGO」は相変わらずお騒がせの躰ですね。
20歳の息子に「どうよ・・・」と聞けば「つまんね 一応ダウンロードしたがすぐ飽きる」との回答を得て、どうせ早々に世間からは消えて行くものと思っていれば、このほどの任天堂の中間発表で「120億儲かった(営業外利益)」と。
本体の経営が下降気味の中にあってまさに救世主となった感。社長さんの安堵のコメントが新聞紙上にありました。
そんな中、昨日の新聞紙上にはそのゲームをしながら運転走行中のイイ歳した大人が横断歩道を渡っている小学4年生を跳ねて死亡させたと。
ゲーム会社の経営者がホクホクの笑顔の儲け話の成功譚の裏には、まさに悲しみに打ちひしがれた家族がいたという事実。
もしこのゲームが無ければこのような「悲劇は無かった」というのは当然のことといえば当然のこと。
これって多くの事象中の矮小な出来事?それとも個人レベルの自己責任として納得すればイイの?
儲かれば何でもイイというのがこの社会のようで・・・被害者の両親縁者はゲーム会社を訴えるということも視野に入れてほしいと思います。
裁判所の判断も興味がありますし、社会への警鐘となることは確実でしょう。
あのゲームは不備が多すぎのような気がしてなりません。
会社も国も「儲け」、それもただの「足るべき利」に飽き足らず「莫大巨利」を求めて明け暮れているようです。
「利益」「功徳」は仏教からの言葉ですがいまや「利益」は独り歩きして人々はそれにただただとり付かれているように感じます。
まぁいずれ冷や水を浴びせられるというのがいつものパターンですが。
庶民信仰というかその手の「憑き物」を想定する病には古くから民間伝承の「薬」というものが伝わります。
これは疣(いぼ)とか腫物(はれもの)への対応のこと。
やはりそれら特に外見上の違和、変化への強烈な畏怖と背後にあるおどろおどろしい「何か」は~なにか病の症状であることは確かですが~人智を超えた「憑き物である」と解釈されました。
民間療法によって各種の「薬」での対処はあるでしょうが、一通りのことが済めばあとは「まじない系神仏の加護の期待」を残すのみ。そういう時代を私たちはずっと過ごしてきたのですね。ある意味「謙虚」そのものの社会でした。
そろそろ大河ドラマは終盤を迎えている様。
次回の「井伊直虎」の撮影も進んで、井伊谷は観光客の受け入れ準備が着々と進んでいるという報も入っています。
ブログの方もずっと井伊方面から遠ざかっていましたので、たまにはということで・・・
井伊谷といえば井伊谷川を主に一言で「水」に関わる地ですね。井伊谷龍潭寺から浜名湖方面、細江町に続く県道320号線を南下すると細江町に入ってスグ左手の井伊谷川に挟まれてちょっとした高台があります(場所はここ)。
その岩山は水岩山と呼ばれ「疣観音」がこの小さな祠に座しているとのこと。岩山には石の阿弥陀さんの周りに多くの石仏(観音)が立ち並んでいますが、奥に(⓸画像)流れる井伊谷川と荒涼な風景もあいまって「賽の河原」をも彷彿とさせる景色です。
伝承ではこの岩山の窪みに溜まった水を疣観音に手を合わせながら疣に付ければ疣が消滅するというご利益があったとか。
そもそもの発祥は井伊谷川の氾濫に悩まされた人々が、浮島の如くこの地にあった場所に畏敬の念を込めて祠を立てて観音を祀ったことのようです。
昔から腫物には「水」というものも「つきもの」だったというオチです。しかし水をぶっかけられても気づかないというのも最近の社会の兆候でやはりその利益追求の腫物にはタダの水では「効果なし」なのでしょう。
北東の青空の下に三岳山が見えます。
「井伊」の過去ブログは下のサイトマップから「井伊」や「龍潭寺」の語でCtrl+Fキー検索してください。
コメントをお書きください
河東村出身者 (金曜日, 28 10月 2016 15:42)
さすがは いぼ神さま No.1 の静岡県ですね。
(↓の平松先生が静岡県在住ですからNo.1?)
http://hiramatu-hifuka.com/iboibo/iboindx.html
今井一光 (金曜日, 28 10月 2016 19:34)
ありがとうございます。
はじめて拝見しました。